本学図書館の資料が展示:泉鏡花記念館の企画展「KYOKA MANIA―鏡花会/九九九会―」

現在、金沢市にある泉鏡花記念館の企画展「KYOKA MANIA―鏡花会/九九九会―」で、昭和女子大学図書館所蔵の漆山天童旧蔵「鏡花叢書」が展示されています。鏡花をこよなく愛した一人、漆山天童と鏡花との新たな関係がわかるかもしれません。
更に、本学教授、吉田昌志先生の講座「水上瀧太郎と鏡花 ―その親交のありさま―」も開催されます。
昨年開通したばかりの北陸新幹線でお出かけされてはいかがでしょうか。

<漆山天童について>
漆山天童(本名、又四郎、明治6年1月6日~昭和23年8月5日)は 山形県置賜郡生まれ。漢学者、国文学者、書誌学者。幸田露伴の弟子。小説は習作に止まったが、『陶淵明集』(昭和3年9月 岩波文庫)の他、多数の漢詩文の訳注に携わりました。『露伴全集』の編纂にも携わっています。
(参考:『日本近代文学大事典』講談社)

<展覧会について>

明治四十年代、有名無名を問わず鏡花を愛読する人々が集い、親睦を深めたという〝鏡花会〟。そして大正から昭和にかけ、鏡花を囲む文化人の懇親会として鏡花の逝去直前まで行われた〝九九九会〟。堅忍不抜の精神で自身の文学を貫く鏡花の作家活動を、熱烈な鏡花ファンとして、また彼自身をこよなく愛する友人として支え続けた人々を紹介します。

(http://www.kanazawa-museum.jp/kyoka/exhibit/index.html 2016/6/1引用)

【前期】「鏡花会」   平成28年5月27日(金)~7月26日(火)
※漆山天童旧蔵「鏡花叢書」は前期の展示
【後期]「九九九会」  平成28年7月29日(金)〜9月11日(日)

*詳細は泉鏡花記念館webをご覧ください。

(Y.I)