製本を大辞林 第3版(小学館,2000-2002)で調べると、「印刷物などを折り畳み,また原稿などの紙葉(しよう)を順序に従って取りまとめ,糸・針金・接着剤などで互いに接合し,表紙などをつけて一冊子に形づくること。和装本と洋装本に大別される」とあります。(本学請求記号:R813.1/Mat)
図書館では、「読んだり,取り扱ったりする際に便利なように,また本文を保護するために,紙葉,折丁(おりちょう)などを順序に従ってたばね,糸,針金,接着剤などでとじ,表紙を付けて,冊子体に仕立てること」をいいます。(図書館情報学用語辞典 第4版(丸善出版,2013)による)(本学請求記号:R010/Nih)
学術雑誌を多く所蔵している大学図書館や専門図書館では、雑誌の製本をしています。本学図書館でも保存対策と利用面を考慮して、所蔵タイトルのごく一部ですが、毎年夏休み期間中に前年度分の雑誌の製本(主に和雑誌や新聞縮刷版)を業者にお願いしています。
現在、製本中の雑誌は利用できず、ご不便をおかけしていることも多いとは思いますが、9月下旬には製本された状態で通常どおりB1書庫に排架されます。
*紙葉:かみ。文章を書くのに用いる紙。また、紙の枚数。
*折丁:書類・雑誌等を製本するとき、通常一六ページ分、または三二ページ分として印刷された一枚の紙をページの順になるようにそろえて折ったもの。これを更に順に集めてとじ本にする。折本(おりほん)。
(日本国語大辞典 第2版(小学館,2000-2002)による)(本学請求記号R813.1/Nih/114) (K.M)