1/11(水)~31(火) 貴重資料展示「光琳かるたの世界」
を開催しています。
光琳かるたは、江戸時代中期の琳派を代表する画家・工芸意匠家である尾形光琳が制作した、鮮明な色彩、巧緻な絵、そして金を効果的に使用した、豪華絢爛な小倉百人一首かるたです。
上句には正面だけでなく横向きや後ろ向きの歌仙像が描かれ、着物の柄にも凝っています。下句には歌意に合わせた花鳥山水などが描かれており、富士山が読まれているものには富士山が描かれていたり、春の歌には桜が描かれていたりします。
光琳かるたと合わせて、百人一首に関連する和装本も展示しています。北村季吟(きたむらきぎん)や尾嵜雅嘉(おざきまさよし)が書いた百人一首の解説書は、江戸時代に広く読まれていました。ここには歌の注釈、歌人の逸話、伝説などが書かれています。
この機会に、お気に入りの一首を見つけてみてはどうでしょう。尾形光琳ならびに百人一首に興味を持ってもらえると嬉しいです。