インターンシップ生 おすすめ本紹介 第2弾です。
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1⃣
著者名:田丸雅智
出版者:双葉文庫
請求記号:913.6/Tam
ショートショートという小説の形式をご存知ですか?一話5分ほどで読める特に短い小説のことです。短いために簡単に読めて、今日はここまで読もう、この話だけ読もう、などスッキリと読むことができます。
この『夢巻』は表題作「夢巻」のほかに「大根侍」「千代紙」「綿雲堂」など合計20篇が収録されています。どれも不思議でシュール、幻想的で少し怖い。
色んな魅力を持った作品ばかりが詰め込まれた小説です。 (ペンネーム M.I)
2⃣タイトル:『自選谷川俊太郎詩集』
著者名:谷川俊太郎
出版者:岩波書店
請求記号:080/I-Bun/G192-1
「いまからぼくは遺言する」
これはこの本に収録されている「生まれたよ ぼく」の中の1節です。これを読んでどう思いましたか?私は初めて読んだとき衝撃を受けました。なぜならこの「遺言」をしているのは、タイトルからも分かるようにまだ0歳未満の赤ん坊だからです。
この詩では「死から最も遠い赤ん坊に遺言をさせる」ことで、私たちの予想をいい意味で裏切っています。そういった所が私がこの本をお勧めする1つのポイントです。
また、谷川さんの詩は子ども視点や子どものような口調で描かれていることが多く、それによって人間の力強い生命力が更に感じられ、心にグッときます。
子どもの頃に誰しもが持っていたかもしれない思いを思い出させてくれるような、素敵な詩集です。皆さんも谷川さんの世界に浸ってみませんか? (ペンネーム:Y・O)