大学生アルバイトのおすすめの本 第2弾を紹介します。
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タイトル:オリエント急行殺人事件
著者 :アガサ・クリスティー著 安原和見訳
出版社 :光文社古典新訳文庫
出版年 :2017.4.20
請求記号:080/Kob/Aア2-1
名探偵ムッシュ・エルキュール・ポアロが主人公となり様々な視点から事件の糸口を見つけ出すこの物語は世界的なミステリー作家ともいえるアガサ・クリスティーの代表作の1つである。ミステリー小説をあまり読んだことがない人や苦手な人にも、一緒に考えて楽しむ事ができる本になっていてミステリー初心者にかなりおすすめの本だ。
物語の冒頭、ホテルのレストランで食事をしたとき60~70歳ほどの慈善家のような穏やかな男性に見える反面、目だけが印象を裏切り眼差しに奇妙な悪意があるラチェットがポアロの目を惹いた。
ポアロとラチェットはシンプロン・オリエント急行に乗り合わせる。そこでラチェットに生命の危機にさらされていることを告白され依頼されたがポアロはすげなく断る。
しかしオリエント急行が雪の吹き溜まりに突っ込み立ち往生した翌朝、客室で刺し殺されたラチェットが発見される。しかし乗客全員にアリバイが!予測できない犯人、巧妙かつ大胆なトリックにポアロの名推理が幕を開ける!
(M.H)
タイトル:心のメッセージを聴く
著者 :池見 陽
出版社 :講談社
出版年 :1995.3.20
請求記号:080/kod/1241
気持ちを楽に話し合う人間関係を失いつつあるこのストレス社会で、ストレス緩和装置や健康器具、心が安まる音楽、、、沢山の素晴らしい商品が世にでまわっている。しかし、私達が日常で確かに感じている実感を無視して表面的にストレスを解消するのはどこか寂しい。本書では、「感じる」「話す」「聞く」という簡単な理論で、自己実現や個人的成長をもたらす心理学を考えている。
人に相談するときに、実感としての「感じ」は言葉によって完全に整理されているわけではないので上手く話せなかったり、沈黙が続いてしまったり、、、しかし自分が確かに感じているその言葉に出来ないモヤモヤに向き合っていくことが大切だ、とこの本は教えてくれる。
では、どのようにして自分の心に向き合っていくのか。
この本を読んで目の背けがちな自分の「実感」を今一度呼び起こしてみてはどうだろう。
(E.K)
タイトル:この嘘がばれないうちに
著者 :川口俊和
出版社 :株式会社サンマーク出版
出版年 :2017.3.10
請求番号:913.6/Kaw
とある街の、とある喫茶店の、とある座席には不思議な都市伝説があった。
その席に座っているだけ、自分の望んだ時間に移動できる。
しかし…そこにはめんどくさいルールが5つあった…
1.過去に戻っても、この喫茶店を訪れたことのない者には会うことができない。
2.過去に戻ってどんな努力をしても、現実は変わらない。
3.過去に戻れる席には先客がいる。席に座れるのは、その先客が席を立った時だけ。
4.過去に戻っても、席を立って移動することはできない。
5.過去に戻れるのは、コーヒーをカップに注いでから、そのコーヒーが冷めてしまうまでの間だけ。
あなたは、このルールを聞かされても過去に戻りたいと思いますか。
もし、戻ることができたら誰に会いに行きたいですか。
涙もありの心温まる小説です。
あなたも不思議な世界を味わってみませんか?(F.T)
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