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源氏物語絵貼交屏風 (上:右隻 下:左隻)
平安朝の源氏物語と言っても、源氏絵は江戸期において新たに進化した芸術と言われており、王朝の雅びが成熟した武家および町人文化に受け入れられ、さらに広く深く流布した芸術遺産です。
この貼交屏風は、土佐派源氏絵の中核をなす光吉や光則の画帖や屏風には及びませんが、継承される人物描法や構図は明らかにその流れに位置づけられ、踏襲されているところに資料的価値があります。
図書館では、順次詳しい報告をするとともに、公開への準備をいたします。
昭和女子大学図書館
源氏物語絵貼交屏風 (上:右隻 下:左隻)
昭和女子大学図書館