著者:金子信久
出版年:2012年10月
出版社:パイ インターナショナル
配架場所・請求記号:4F開架室 721.8/Kan
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梅雨が明けたと思ったら、連日35度以上の猛暑!
外に出るのが嫌になるくらいですので、ここはひとつ読書などいかがでしょうか。
本日ご紹介したいのは、江戸後期の浮世絵師、歌川国芳(1797―1861)が描いた浮世絵のうち、特に「猫?」を描いたものを中心に紹介している本『ねこと国芳』です。
国芳は大の猫好きだったようで(常に数匹~十数匹の猫が自宅にいたそうです!)、猫が描かれている作品が多数残されています。
本書は当時の流行の最先端の社会風俗や人気役者・評判の美人などとともに描かれる猫や、擬人化された猫、はたまた猫以外のいきものを描いた作品を集めており、とにかく可愛い!
国芳は実は生粋の江戸っ子で、「宵越しの銭は持たない」「堅苦しい礼儀礼節は好まない」といったエピソードが残っており、「猫好き」とは一見結びつかない人柄も面白いポイントですね。
金子信久氏による解説付きなので、ぱっと見ではわからない魅力やおもしろさに気付くことができ、読み物としても楽しめます。
*どちらも東京国立博物館で所蔵されており、研究情報アーカイブスから画像の検索ができます。
左の「猫あそび」はことわざや言い回しを猫で表現した絵のようですが、みなさんはわかりますか?ぜひ想像力を働かせてみてください!(ちなみに私はさっぱり思いつかず…)
右は金魚のシャボン玉売りです。かわいいですね~。なごみますね~。 [参考]
歌川国芳についてもっと詳しく知りたい方は↓こちら↓もどうぞ。
・もっと知りたい歌川国芳 : 生涯と作品 / 悳俊彦著(東京美術)4F開架室 721.8/Isa
・歌川国芳 : 21世紀の絵画力 / 歌川国芳 [画] ; 府中市美術館編著(講談社)4F開架室 721.8/Uta
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