インターンシップ体験記の第2回目です。
司書課程の授業や、利用者としての立場からでは見えなかった図書館の業務について、しっかり見ていただけたようですね✨
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日本語日本文学科 3年 H.Sさん
9月12,19~22日の5日間で行われた昭和女子大学図書館でのインターンシップでは、図書館のバックヤードツアーやブックハンティング、開館業務から始まる利用者教育や選書、図書館に日々届く郵便物の仕分け、資料の整備・保存、資料のデジタル化、展示・広報業務、書架移動、カウンター業務など各種業務を体験させていただきました。司書課程の授業で図書館で行っている業務についても学んでいたものの、それぞれの業務における工夫や苦労は実際に自分で体験したり、職員の方々に聞いたりしなければ分からないことも多くとても貴重な経験をすることができました。また、普段図書館を利用している際に目にするカウンター業務であっても本の返却の二度掛けなどミスのないようにダブルチェックを多くの場面で行っていることや返却された本をブックトラックに置く際に排架を意識して並べていること等、新たに知ることが多かったです。しかし、どの業務も常に利用者を意識して行われているという点において共通していることが実感できました。 5日間のインターンシップの中でも特に印象に残った業務は、選書とデジタル資料の整備です。選書では主題が何かを把握し、どの学科・専攻に必要とされるものであるかを判断しなくてはいけないため、それぞれの学科等がどのようなことを学んでいるかなどの知識や理解も必要であることを実感し、その点において選書の難しさを感じました。
デジタル資料整備では図書館内で撮影している資料もあることを知らなかったので驚きが大きく、実際に撮影も体験して集中力と繊細さが必要であると感じました。また、資料撮影を内製するか業者に頼むかや、撮影の基準をもとに資料によってどのように撮るかを判断しているという話を聞き、撮影という一つの作業においても様々なことを考えて行っていることを知ることができて勉強になりました。
インターンシップが始まる前は5日間を長く感じていましたが、実際に業務体験が始まると時間がたつのが早く、1つの業務を行う時間は長くて半日ほどでしたがとても濃い内容の体験をすることができました。どの業務も利用者が快適に図書館を利用するうえで欠かせないものであり、図書館運営においても重要なものであるといえるため、各種業務を実際に行えたことは利用者の視点だけではなく図書館職員としての視点を知る良い機会にもなりました。
日本語日本文学科 1年 Y.Kさん
私は、今回の5日間の図書館インターンシップを通して、司書の方と直接触れ合うことで多くの発見がありました。今までは、利用者側の目線で司書の方の働く姿を見つめることや、図書館学の授業で聞いたことでしか、司書の仕事を知りませんでした。そのため、今回実際に司書の仕事を肌で感じることができたことは、貴重な経験だったと思います。図書館では、利用者と直接関わる貸出業務や、図書の排架、レファレンスサービスのほかにも、利用者側からは見えない裏方の業務が数多くありました。そのほとんどが手作業で行われており、膨大な数の本の請求番号を貼るものや、本の情報を入力するもの、貴重資料をデジタル化するもの、人の力だけで地下書庫に保存している大きな本たちを入れ替える大掛かりなものまでありました。どの仕事も細かい作業で集中力と忍耐力の必要なものでした。難しいと感じる作業もありましたが、例え直接利用者と関わることのない裏方の作業であっても、丁寧に行うことで、全て利用者の方が気持ちよく図書館を利用できること、そしてこれから先も大切に保存されていく本のことに必ず繋がっていることに気づき、本当に素敵な仕事だと感じました。
私は、この図書館インターンシップで得た経験を、これから先の司書課程の授業や普段の生活にも生かしていきたいです。