今年度のインターンシップ体験記、2人目の感想を紹介します。
今年度はデジタルアーカイブについて興味を持って取り組む姿が多くみられました。
歴史文化学科 3年 齋藤 奈優
インターンシップに参加して、今まで想像していた図書館や司書のイメージとのギャップを感じました。司書には私が思っていたよりずっと多くの役割があるということです。今回のインターンシップでは司書の仕事と聞いた時に思い浮かべるようなカウンター業務を始め、利用者を増やすための企画書を作成したり、閲覧机にコンセントを設置する作業まで、様々な業務を体験させていただきました。司書課程の授業を受けるだけでは分からない、多岐にわたる司書の仕事の楽しさ、難しさを経験することができて、大きな学びになりました。
特に印象に残っている体験はデジタル資料保存業務です。私は昭和女子大学の図書館が積極的に資料のデジタル化に取り組んでいることを初めて知りました。実際に専用の機械を使って資料を撮影する体験もさせていただき、ミリ単位の角度調整や切り抜くサイズの確認などの細かい作業には特有の難しさを感じましたが、温かいご指導のおかげで臆することなく取り組むことが出来てとても充実した時間となりました。そして後日私たちが撮影した資料は昭和女子大学図書館デジタルアーカイブに公開され、自分の手で貴重な資料をデジタルに残せたことに大きな達成感を感じました。私はゼミでアーカイブズを学んでいるので、この貴重な経験を自身の研究にも活かしたいと思います。
5日間のインターンシップを通して私自身大きく成長することができました。今まで以上に図書館司書や図書館業界に興味を持つようになり、今後の人生も図書館と関わり続けたいと改めて思います。素晴らしい機会をありがとうございました。