当館秋の特別展では、染め技法を代表する「型染め」の中から、模様を彫り透かした型紙を用いる「琉球びんがた」「江戸小紋」「和更紗」「正藍型染」を取り上げ、それぞれの技術継承者の作品と制作工程を紹介しています。
日本の型染めは、「青摺(あおずり)」のような素朴な手法を源流とし、日常の衣類の他、正装の紋様や洒落を極める様々な美の表現において、盛んに行われてきました。そこには、創造性豊かな技を磨き合う型紙彫り師と型染め師の歴史があります。
今日的な課題でもある文化芸術の振興や普及推進の観点からも、日本の誇る染色工芸の特質と魅力を改めて発見していただく機会となれば幸いです。
11月24日(土)まで。日曜日・祝日は休館。ただし、11月11日(日)は、本学の秋桜祭・昭和祭のため開館します。
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また、11月10日(土)は、ワークショップ「型染め体験」を実施します。型による摺り染めや判子染めなどが体験できます。詳しくは当館ホームページのお知らせ、または学内の掲示物でご確認ください。「