4月2日から5月13日まで「光葉博物館収蔵 授業資料展2016 ―宮廷装束を中心として―」を開催しました。
長年「服飾史」「有職故実」などの授業で実物資料として用いられてきた束帯、唐衣裳装束などの宮廷装束を展示しています。これらの資料は、昭和40年代に本学3代目学長の河鰭実英先生が、「服飾史」や「有職故実」などの授業に用いるため収集したものです。河鰭先生は三条実美の四男として生まれ、河鰭家の養子となり、大正天皇の侍従をつとめた人物で、日本服飾史を専門としていました。資料の時代としては、幕末から明治・大正にかけて実際に着用されていたものと推定されます。また平成に授業用として新調したものもあります。
今回展示したおもな資料
男性装束・・・束帯、狩衣、指貫袴、直垂、鎧直垂、冠、烏帽子、浅靴、かのくつ、石帯、笏、檜扇など
女性装束・・・唐衣裳装束、小袿など
縮尺装束・・・束帯、狩衣、唐衣裳、小袿、半尻、かざみ