<日文便り>
この度、本学科3年のノルド・絵莉華・ナターシャさんが第36回昭和池田賞優秀賞を受賞しました。
ノルドさんは、昨年の第3回産学連携事業「社会スタディ」優秀賞受賞に引き続き2度目の受賞です。
優秀賞受賞、本当におめでとうございます!
ノルドさんに受賞のインタビューをしたので、紹介致します。
Q1.昭和池田賞を知ったきっかけ、また、応募しようと思った理由は?
-「昭和池田賞」は、昭和女子大学の教育支援センター前に置かれているパンフレットを見て知りました。
懸賞論文を応募するのが2年次の目標だったため応募した次第です。学校という狭い枠に囚われるのではなく、もっと広いところへ目を向けることで自己成長に繋がるのではないかと考えてのことでした。
Q2.様々なテーマのなかで、「日本の伝統文化を考える」を選んだ理由は?
―ある授業で、伝統文化が抱える現状について少し聞いていたため、もともと気になっていた話題でした。
授業課題とは別に、自分で勉強してみたいと思い、本などを読んでいたところ、偶然このテーマの懸賞論文を見かけたため、急遽「日本の伝統文化を考える」で応募しました。
Q3.(Q2に続いて)『伝統芸能及び工芸の保持』を取り上げた理由は?
―日本のクオリティーが評価され、「爆買い」現象が起きているにも関わらず、
伝統芸能や伝統工芸品が売れていない事実に疑問を持ったためです。伝統工芸を作る方々には売るスキルがないことを知っていたので、販売展開を変えれば、売れるようになるのではないかと考え、今回この話題に決めました。
Q4.論文の執筆にあたり、苦労した点・工夫した点は?
―具体的に、どうすれば伝統芸能や伝統工芸が儲けられるかという点を論じてきたため、経済やマーケティングの知識、海外の動き、多くの知識が必要でした。日本語日本文学科ということで、専門外の知識を学ぶ必要があったため、1から勉強するのには非常に苦労しました。しかし、色んな分野を学ぶことで、思わぬところでの結びつきがあり、とても面白くもありました。
工夫した点は、書籍や論文の他に、新聞やテレビにも目を向けたことです。また、読み手がイメージしやすいような画像の作成・挿入を心がけました。
Q5.昭和池田賞優秀賞を受賞した感想は?また、受賞したことで何か影響はありましたか?
―学外でどの程度通用するか分からなかったので、受賞の知らせを聞いた時、非常に嬉しかったです。
また、自分の考えたことが世間へ伝えられることに喜びを感じました。小さな力ですが、発信することで少しでも良い方向に進むことを願っています。
また、今回受賞したことで、モチベーションが上がり、今後さらに論文を書いて行きたいと思うようになりました。
Q6.最後に、今後の目標や挑戦したいことは?
―様々な分野の論文を書き、あるいは多くの体験を通して、幅広い知識を身に付けていきたいです。
ノルドさん、インタビューにご協力を頂きありがとうございました。
今後の更なるご活躍を楽しみにしています!
日文生の学内・学外での活躍を応援しています(*^^)
※「池田昭和賞」とは…
学生論文・昭和池田賞は、公益財団法人昭和池田記念財団の設立5周年を機に、
学生の育英の一環として制定されました。
学生がそれぞれの分野で学問を究め、より広い視野に立ち、磨かれた英知をもって、明日の日本、明日の世界に貢献される願いが込められています。
(YD)