<日文便り>
本学教授・烏谷知子先生が博士(文学)の学位を授与されました。
烏谷先生にお言葉を頂きましたので、ご紹介致します。
この度、11月29日に國學院大學で博士(文学)の学位授与が承認され、12月6日に学位授与式に出席しました。
博士論文の題目は「上代文学の伝承と表現」です。古事記研究を志したからには、いつか伝統ある國學院大學で学位が拝受出来たら研究者としてどんなに嬉しいだろうと長年思ってきました。多くの先生方に有形無形の御学恩をいただき、研究の素地が作られたことは、私の財産です。
ここに至るまでには、研究に対する迷い、職務と家庭との両立、研究から遠ざかる焦りなど思うに任せぬことが多々ありました。そのような中で、多くの方々にお力をいただき、支えられて今日の日を迎えられたことに深く感謝いたします。
これまで支えてくださった日本語日本文学科の先生方や助手さん方が学位取得を祝福してくださり、友人たちや、父と母、家族が大変喜んでくれて、嬉しかったです。
最後に、長きにわたり論文の審査をしていただき、懇切丁寧にご指導とご教示をいただいた主査・副査の先生方に心から感謝と御礼を申し上げます。
これを一つの区切りとして、今後はさらなる精進を重ね、古事記の研究を深めると共に、次の世代を担う学生さんたちに自分が得たものを伝えていきたいと思います。 烏谷 知子
(S.D)