〈日文便り〉
国際交流基金アジアセンター主催の国際シンポジウム
「外国人材登用時代における日本語教育
―日本語パートナーズ派遣事業の経験をもとにしてー」に参加しました。
日本語パートナーズの派遣は2014年度に始まり、アジアの中学・高校などで
日本語教師・生徒のパートナーとして、授業のアシスタントや、日本文化紹介を行っています。
今回のシンポジウムでは、過去約5年間の成果が紹介され、
今後の可能性について議論がなされました。
https://jfac.jp/partners/news/r01-002/
本学の学生の中にも日本語パートナーズとして派遣され、
現地での経験が卒業後の進路を決めた人がいます。
また、学科が行っているインドネシアとベトナムの協定大学での
日本語教育実習生の多くも、「大学連携日本語パートナーズ」として
派遣されているのですが、現地の日本語学習者との交流が
参加学生にとてもよい刺激と学びを与えていることを強く感じています。
変化する国際社会の現状を考えるとき、日本とアジア諸国との関係は
今後ますます重要になってきます。
先週、参議院本会議において「日本語教育推進法案」が全会一致で可決されました(https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46391530R20C19A6CR8000/)。
日本社会における外国人材の登用も本格化する中で、
大学の日本語教育プログラムの果たすべき役割について
考えさせられる意義深いシンポジウムでした。
(NS)