<日文便り>
前回に引き続き、11月27日に行われた「頭と体を使って楽しむ狂言講座」の運営に携わった日本文化発信プロジェクトの学生から寄せられた感想を紹介します。
○狂言についての発表でのリアクションや、質問コーナーでの途切れない質問に、自分が思っていた以上に狂言に関心が持たれていることを実感しました。
○今回の活動で、学外の人との交流で、自分たちの活動を振り返り、またその意義を感じることができ、大事な機会だったと思います。交流会を通して異文化を伝えるには、やはり本物を見せること(プロフェッショナルである野口さんに来ていただき実際に狂言を見てもらうこと)、座学だけでなく体を動かす時間があることが大切だと感じました。
○前半は教える立場、後半は教えられる立場を経験した。二つの立場を短い時間で経験したことで、何も知らない無垢の状態に新しい知識を伝える行為は、伝えられる方の興味をどれだけ惹けるかが重要であることを実感した。
○TUJの先生から、「日本人には違和感なく、外国人にも理解できる発表だった。」ということを聞き、自分たちは外国人に理解してもらうにはどうしたら良いかということを一番に考えていたが、専門用語などが多くある場合、それをあまり知らない人に教える時には簡単な言い回しにすることが日本人にとっても必要だと思いました。
○今まで何度か留学生と話をする機会があったので、今回の発表でもゆっくりと分かりやすい言葉で話すことを意識しながらできました。
後から留学生の方に内容を理解できたか質問したところ、わかりやすかったと言って貰えたので良かったです。参加された皆さんも楽しそうにしていましたし、狂言に興味を持ってもらえてとても嬉しいです。私自身も新しい知識を身につけることができたので、有意義な時間でした。
今回の企画は、これまで留学生との交流を経験してきた学生達にも、新たな気づきがあったようです。TUJとの交流をきっかけに、更に視野を広げ、これからの学びに活かしていくことを期待しています。
(山本晶子)