教育実習直前講座開催!

〈日文便り〉

日文の教職を履修している3年生を対象に、教育実習直前講座が開催されました。
こちらは毎年2月に外部講師の先生をお招きして行っている、日文主催の講座です。
今年も、川合正先生と中村敦雄先生に教えていただきました。

川合先生の講座「生徒との信頼関係構築こそが全てのはじまり
~教育実習で求められるコミュニケーション力~」では、
教育実習生として生徒と接する時に必要なコミュニケーションについて学びました。
川合先生は、教育実習中、生徒と年齢も近いことから
教員ではなくあえて実習生に、生徒は悩みや困っていることを相談することも
ありえるとおっしゃります。
その時に「聞き上手」になることがとても重要だということでした。

 

具体的には、生徒が自分の話をしているときに、質問や命令をするのではなく
まずは共感と受容をし、生徒の気持ちを確認してから
決断や結論を生徒自身に導き出してもらう、といったことです。
ここで難しいのは、アドバイスしようとしないこと。
あくまで自分は、相手が考えていることを引き出すのが大切です。

実際に二人一組で、教師役と生徒役になってロールプレイしました。
頭では分かっていても、どのように会話を進め、話を着地させるかなかなか分からない…。
講座では、多くの気づきと学びが得られたようでした。

学生の感想をご紹介します。
生徒とのコミュニケーションの取り方を具体的に学ぶことが出来ました。特に聞く姿勢がどれほど重要であるかを知り、共感することを忘れずに実習にいどみたいと思いました。また、生徒は教師の言葉一つで将来を左右することをしっかり自覚し、発言には気をつけたいと思います。(MD)
子ども達と接する心持ちとその方法を学ぶことが出来勉強になりました。(AM)
生徒とのコミュニケーションをとる難しさを知りました。生徒の話を聞くときに共感して話を聞いてあげることの大切さを知りました。でもその後の返しが難しく、どう生徒に返してあげればいいのかと思い、困惑してしまいました。今日やったことを教育実習にいかしていきたいです。(TK)
生徒が相談に来た時、良いアドバイスを言わなくてはと思っていたので、気づかされることが多かったです。(RN)

ぜひ今回の講座を通して、自信をつけて教育実習にのぞんでください!
学科一同、応援しています。

(MR)