春はすぐそこです

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<受験生の方へ>

新型コロナウィルスの蔓延で、受験生の皆さんは、例年の受験生以上に気を張って臨んで
いらっしゃるでしょう。
今も頑張り続けている皆さんに、私は二つのことをお伝えします。

1.「もうダメ」「いえいえ、そこからまだ力が出せますよ」
  見てください。この菜の花。

これは四国のA先生が、1月12日にコロナの東京を案じて送ってくださったナバナです。
スパッと切られて、もうお浸しにするばかりでした。A先生のお気持ちがうれしくて、
ひと茎だけお浸しにせず、コップに差しておいたら、ぐんぐんつぼみが頭をもたげて、
こんなに咲きました。
さらに毎日世話をしていたら、立派な根っこが出て来て、また新たなつぼみがつきはじめたので、
2月9日植木鉢に植えました。皆さんだって同じです。
さあ、ひと花ふた花、咲かせましょう。春はもうすぐそこです。

2.「行く大学があなたの居場所です」

残念ながら私は受験の失敗組です。最初はずいぶんがっかりして、悔しくて、大学に入った
後もこっそり受験勉強を続けていました。でも、世界は18歳前後の受験生が考えるより
ずっと広いのです。夏目漱石「三四郎」で、大学入学のために九州から上京してきた三四郎は、
その汽車の中で会った男に「熊本より日本は広い」「日本より頭の中の方が広い」と言われます。

-まさにその通り。

私は学問の広さ・深さに圧倒され、あちこちから入学してきた同級生の様々な考え方に
触れて、すっかり面白くなり、気づいたら4年間は瞬く間に過ぎ、希望通り高校の教員
になっていました。
第一志望に合格した人も、そうでない人も、行く大学があなたの居場所になります。

創立101年目の昭和女子大学は、1年目の皆さんを楽しみにお待ちしています。

(FE)