文学データベース「Gale Literature」説明会

7月22日(金)の午後に文学データベース「Gale Literature」説明会を「情報サービス演習B(情報検索)」の授業中に実施しました。この授業は図書館司書免許の必修科目です。
当日は、対面、またはオンラインで、授業を履修していない学生や他学科の学生も参加して行われました。

Gale Literatureは、文学に関わる人物、作品情報などを収録した総合レファレンス・データベースです。古代から現代まで、英語圏から非英語圏まで、著名な作家から無名の新進作家まで、世界180ヶ国以上の作家約17 万人に関する多彩な情報を提供する、収録作家数では最大規模を誇る文学系電子リソースです。主要なコンテンツとしては、文学批評、作家伝記辞典、 現代作家評伝、児童文学作家評伝などが用意されています。

「それじゃぁ、日本語日本文学科の学生には関係ないんじゃぁ!」って思いました?
それではちょっと試してみましょう。
一括検索にキーワード「源氏物語」と入れて検索してみると、ヒット件数0件。残念ながら日本語のキーワードには対応していないようです。
それでは「Genji」で試してみるとヒット件数1,213件が得られます。なかには源氏物語の英訳「THE TALE OF GENJI」についての文研も含まれています。

さすがに源氏物語は有名だし、ヒットして当然かも知れないと思い、近代文学から「三島由紀夫」を試してみます。「Mishima Yukio」で検索してみるとヒット件数879件、源氏よりは少し減りましたが、けっこうありますね。
どちらも卒業研究として取り上げる学生が多い作品です。「英語文献から見る源氏物語or三島由紀夫」なんて格好よくないですか?どんなことが書かれている文献なのか読んでみたくなりませんか?
少しでもそう思った方は、昭和女子大学日本語日本文学科で学んでみてください。

補足:冗談のつもりで「Naruto (Comic book series)」で検索してみるとマルチメディア資料1件がヒットしました。音声資料でアニメ専門家チャールズ ソロモンのインタビューが収録されているようです。まさかヒットするとは思っていませんでした。
(田中均)