今回は「全国大学ビブリオバトル」に向け、夏からスタッフをとりまとめつつ様々に活躍したスタッフ4名の声をお届けします。
起床時点でその日の最高気温という、寒さが堪えた17日。日曜の朝で、人の少ない電車に揺られながら、久々に日の出に立ち合いました。
たとえ、どれ程月日が経とうとも、あの輝きを忘れる日は来ないでしょう。うだつの上がらない人間ですので、せめて己が出来る範疇のことは為したつもりでしたが、緊張のあまり、お客様へのお声掛けに柔らかさが足りなかった点を深く反省しております。すずろ歩く暇も無く尽力出来た点だけは納得行くものの、却って邪魔になってはいなかったかと不安で不安で。ですが、気付けば扉の外が暗くなっていたのを何処か誇らしく感じられたのは、頼もしい仲間たちと素晴らしい主催者様方、そして全国各地から本学に集まってくださった皆さまと、共に過ごせた喜びがあってこそ。
そんな楽しい思い出を下さった皆さまへの最大限の感謝の意と、8号館の奥の細道を縫うように進んだ際の、お客様方のどよめきは決して忘れません。(伊藤怜泉)
大きな大会に完全に運営として参加することは初めてでしたが、バトラーの皆さんや参加したオーディエンスの方々が少しでも快適に過ごせるよう、そしてプレゼンテーションに集中できるように動くのはとてもやりがいのあることでした。
実は、学内予選では運営や進行、管理などで大会中も走り回っていたので、今回初めてビブリオバトルの大会を通しで見ました。どのバトラーの方も魅力的なプレゼンテーションをしていらっしゃって、全部読んでみたい!と思うプレゼンテーションでした。一聴しただけで、どれだけの研鑽を積んでらしたかが分かり、そのような方々の晴れ舞台を支えられることがとても嬉しかったです。
10月の校内予選から、運営として主に各企画の取りまとめや進捗管理などを行ってきました。校内予選と全国大会、それぞれの大会で全く異なる仕事を担当しましたが、異なったやりがいがあり、また貴重な経験でもありました。この大会を運営スタッフとして経験できて、本当に良かったです。
次は、大会で気になった本をじっくり読んでみようかなと思っています。終わった後も楽しめる、それもビブリオバトルの醍醐味なのかもしれません。(伊藤愛結)
また、X(旧Twitter)にてカウントダウンも担当させていただきました。最初は、どんな記事を投稿しようかと悩みながら取り組んでいましたが、大学の様子や私が日常生活で感じたことなどを投稿しているうちに、徐々に楽しくなっていきました。私が今回させていただいたのは、所謂広報活動でしたが、より良い記事を書くには、まだまだ精進しなければならない部分があると思います。しかし、どうしたら多くの人の目に留まってビブリオバトルを知ってもらえるのかを楽しみながら考えることができ、大変為になりました。
今大会を通して、やはり読書とは素晴らしいものだと思うと同時に、活字を通して人を知ることの楽しさを実感しました。大会に携われたことは、私にとって大きな経験となりました。(土屋綾香)
私は普段、図書館サポーターという図書館利用や本に関わる活動をしています。したがって、今大会には主に日文・学生スタッフと大学図書館との繋ぎ役として参加しました。
準備期間中は学内での集客のため、夏季休暇を利用してサポーターと一緒に参加者・観覧者向けにプチギフトを作成したり、スリットを作成したりしました。図書館の皆様の協力も得てかなり充実した活動をすることができ、達成感を感じています。特に第一次予選・学内予選の前後は秋桜祭の図書館企画と同時並行ということもあり私自身焦って空回りしかけることが多かったのですが、図書館の田村さんやサポーターたちの冷静な状況判断、積極性に何度も助けていただきました。
振り返ると、最初のビブリオバトル(第一次予選)はとても小規模でお昼休みにたった二教室で開催していたものでした。初めての運営に初めましてのスタッフたち、不慣れな点や準備不足な点もたくさんありました。そんな私たちでしたがミーティングや第一次予選、学内予選そして今回の首都決戦と大会が進むにつれ学生スタッフも各々の役割に責任を持って成長できたのではないかと感じています。特に首都決戦では、空いた時間に割り当て外の仕事も自主的に手伝う様子が度々見られ、みんなで一つの大会を作り上げているのだと実感できました。また、全体を通して普段関わりを得難い方々との交流や休日を使った活動がとても楽しく、ただ作業的な大会準備ではない、大学生活の一つの思い出として取り組むことができました。
バトラーの方々や一緒に運営してきた学生スタッフはもちろん、学内外問わず首都決戦までご協力くださった皆様に感謝をお伝えしたいです。