<日文便り>
2月に続き「手製本工房まるみず組」の井上先生をお招きし、「洋綴じ製本体験ワークショップ」を開催しました。
今回は絵本によく見られる「一折り中とじ」の一冊を作り上げていく様子をお届けします。
表紙素材は裏打ち処理された布です。
まず最初に、本文を仕立てていきます。
次に、ボール紙から表紙ボールを切り出します。ボール紙は立ち上がってカットするほど、しっかりした厚みがあります。切り出したのち、背表紙にあたる部分は薄く剥いでいます。このようにして全体のバランスを整えます。
表紙素材に、ボール紙を配置し、くるみ作業に入ります。細かな作業が連続します。
いよいよ表紙と本文を合わせる「見返しはり」です。
完成です。表紙と本文を固定するために麻ひもでぐるりと固定しています。
最初は机いっぱいに広がっていたパーツが、手に取れる冊子に仕上がりました。
素敵な作品が完成し、最後に先生と集合写真も撮りました!
~参加した学生からの感想です~
・とても楽しかったです。ゆっくり進めることができて丁寧に作業することが出来ました。ありがとうございました。
・とても楽しく興味深いワークショップでした。身近にある物なのに構造を知らなかった為面白かったです。またこのような機会がありましたら是非参加したく思います。ありがとうございました。
・一冊の本を作るのにたくさんの時間が必要なことがわかった。
・手順を丁寧に一つひとつ教えてくださり、とてもわかりやすく、楽しく作ることができた。
・洋綴じ製本の流れがよくわかった。丁寧でわかりやすく楽しい時間でした。
・前回参加した和綴じと合わせてとても楽しかったです。紙や本そのもの自体に興味があったので、色々なことを知ることができて楽しかったことに加えより本そのものについて知りたくなりました。
井上先生、ご指導ありがとうございました。(M.H)