日文先生インタビュー~笛木美佳先生~

<日文便り>

夏休みに入り2週間が経とうとしています。楽しみいっぱいの夏休み!
そんな夏休み期間に本学では 8/17(土)、8/18(日)にオープンキャンパスを開催します。
今回は、オープンキャンパスで模擬授業を行う笛木美佳先生にインタビューをしてきました!

笛木先生は近現代文学を研究する先生です!
近現代文学に興味があるあなた、どんな文学って気になるあなたに!

Q1.近現代文学って…?
時代区分では、明治から現代となります。
その中でも分かれていて、太平洋戦争後は現代文学と呼ばれます。

では、古典との違いは何でしょうか。
古典は異文化体験と感じます。文化や言葉とはだいぶ違いますよね。
けれども、近現代文学は現在と文化や言葉が似ていて、現在とのつながりを感じることが出来ます。

また、近現代文学を読むことで、考え方や世界を知ることで自分を知ることができます。

Q2.先生が近現代文学に出会ったきっかけは?
高校生時代はソフトボール部に所属していて、文学少女とは無縁の高校生活だったそうです。
高校時代に読んだ本は読書感想文の本と映画の本のみ。

教員になりたかった先生は縁あって日本語日本文学科に入学しました。
先生が本を読むきっかけになったのはなんと“電車“の時間!
授業で紹介された本を電車に乗っているときに読み、文学の世界へ足を踏み入れました。

Q3.日文を目指す高校生へ!笛木先生から見る昭和女子大学日文生の印象
主に2つあります。

1つ目!
考えるのが好き!発想が豊かです。
1年生が必修で受ける基礎演習で「公園、年賀状、塩」のどれかをテーマにレポートを書いてもらいました。皆さんは何を思い浮かべましたか?

このように考えた日文生がいました。

公園では、意外と性犯罪が多い。性犯罪のない公園にするには?
年賀状ではお年玉付き年賀状が出来たときに年賀状を書く人が増えたことから若者が喜ぶ景品を作るなど…面白いレポートがたくさん!

また、「作品に無駄な言葉は使っていない」という視点から、作品の一語一語をみて考える授業をしています。1人1人意見が違ってとっても面白いんですよ。

2つ目!
書くことが好き!

授業での感想や気になったことを調べる課題を出しているのですが、200 字という字数制限を設けています。何故なら、、、1200 字を越えるレポートレベルのものを出す方がいらっしゃるそう。
文章を書くことを苦にしていないのです。(私も 1200 字は凄い、、、と思ってしまいました)

これは社会人になっても大切な能力です。
入社をすると新人研修でレポートを書く機会が多くあります。
日文の卒業生から「新人研修のレポートを軽々と書けた。」と報告を貰ったそうです。
日文では文を書くことが多いので、築かれた力と感じます。

Q4.日文を目指す高校生へ
いつから本を読み始めても、文学を始めても遅くありません。
日文での学びは高校のものよりも広く、深い。
想像力で作者の言葉を自分の言葉に置き換えて考えていきます。
作者とだけではなく、自分とも対話をします。
迷っている方はぜひ文学の世界に飛び込んでみませんか?

Q5.日文の意味
日文で学ぶことは“継承者”と考えます。文学作品は誰かが認めないといけない。
見出されていない作品を繋いでいくことを担う存在が日文です。
つまり、日文は未来に向かって作品を繋げていく、広げていく存在です。
未来に作品を繋げていく継承者になりませんか?

(名倉)

🍹オープンキャンパス🍹
8月17日(土)9:30~15:00
8月18日(日)9:30~15:00
事前予約制☞https://www.swu.ac.jp/admission/event/

笛木先生のミニ講義は8月17日(土)
1号館 3S38教室 13:10~13:50
日文の学生によるプレゼンや学科説明会
取り組みをまとめたパネルの展示もおこないます✨

皆さんにお会いできるのを楽しみにしております!