〈日文便り〉
みなさんこんにちは!日文ブログスタッフのM・Yです🦊
今回は、私が所属していた馬瀬狂言プロジェクトの活動の振り返りをしたいと思います!
11月16日に日文公開講座「馬瀬狂言の世界」、そして11月16日~30日まで図書館で行われた「馬瀬狂言資料展」が無事終了しました✨
馬瀬狂言保存会の皆さんは、前日の深夜に伊勢の馬瀬町を出て、当日の昼前に大学に到着するというハードスケジュールで来てくださいました👀!
公演終了後、プロジェクトのメンバーが、馬瀬狂言保存会の役者さんに感想をインタビューしました!
―この馬瀬狂言というのは、プロの狂言とまたちょっと違う台詞の言いまわしであったりとか、独特のものになるんですけど、たくさんの方々が笑ってくださってて、本当にほっとしましたし、そこで笑っていただけたっていうのが、すごく嬉しかったので、またこのような昭和女子大学さんの本当に素敵な舞台でまた帰ってこれるように、また狂言できるように、これからも一生懸命日々鍛錬していきたいと思います。
(今回はコメントの一部のみの紹介になっています。)
夏休みから準備を進めてきた図書館展示「馬瀬狂言資料展」も公演と共に楽しんでいただけました!
貴重な馬瀬狂言に関する資料の数々を公開するのは今回が初めてでした。私たちも、その貴重さや大切に受け継がれてきたことを、プロジェクトの中で学んでいたので、こんなにもたくさんの方々に興味を持って見ていただくことができて嬉しかったです!
また、私たちが考えた「推しキャラ診断」やプロジェクトでの活動を伝えるコーナーも、楽しんで見てくださりありがとうございました😊
後日、馬瀬狂言プロジェクトのメンバーで、反省会兼打ち上げを行いました!
山本先生やメンバーからの差し入れもたくさんあり、楽しくお茶会をした後、プロジェクトを振り返っての感想を一人一人発表しました。
全体的な改善点としては、馬瀬狂言保存会の皆さんとの交流の場がもっとあればよかったということや、前半の活動の中で、自分のチーム以外のメンバーと話す機会があまりなかったこと等があげられました。
一方で、リーフレット作りや展示物の作成等の活動を通して、一から自分達で考えて作る達成感を味わうことができたというところや、学年やゼミの垣根を越えて集まったメンバーで、一つの目標に向かって活動できたというところが、良かった点として多く挙げられました。雰囲気が柔らかく、意見が言いやすい環境だったという声も多く、みんなが楽しみながら活動できていたということが伝わってきました✨
今回のプロジェクトは、山本先生のゼミ生だけでなく、近代や児童文学ゼミ、さらに1年生の方まで、多様なメンバーが集まりましたが、和気あいあいとした雰囲気の中、楽しく活動することができました!
私は、4年生で、大学生活最後の一年だったのですが、大好きな先生や友人、そして初めて知り合った素敵な後輩さんたちや馬瀬の方々と、この活動ができて本当に良かったと思っています。また、馬瀬狂言という芸能の魅力や、その伝統を大切に守っている方々の想いをこんなにも近くで感じることができたことは、とても貴重な経験でした。この活動を通して学んだことを、今後も様々な場面で活かしていきたいと思います!
本当にありがとうございました!
そして先日、今年度のstudent of the yearを受賞しました✨student of the yearとは、昨年一年間活躍した学生に贈られるものです。先日表彰がありましたので、またブログでご報告したいと思います!
最後に、今回の公演の際にオンライン等で寄せられた質問を紹介します。
↓↓↓
※Q1~4は、馬瀬狂言保存会の河原会長が回答・Q5は、山本先生が回答しました。
Q1.どれくらいの頻度で、練習されていますか?
A.2月~11月いっぱいで、毎週土曜日20時からで終了時間はその日の稽古によります。
Q2.公演が近付いたら、どのように練習していますか?
A.伊勢市民芸能祭の時は、開始時間が12時のため、公演当日の午前中をリハーサルにあてています。
Q3.メンバー内で指導されますか、あるいは外部に指導を依頼されていますか?
A.外部からはなく、メンバー内で指導しています。役ごとに経験者が指導しています。
Q4.演じられて面白い点ややりがいは?
A.お客さんの反応です。笑ったり、拍手されたりすることですね。
Q5.地元にはそれ以前から大蔵流の演者から習っていたとのことですが、それは誰であったかわかりますでしょうか。
A.残念ながらその人物については明確にはわかっていません。馬瀬の人々の伝承として残っており、また大蔵流の台本もあるので、大蔵流の詞章が馬瀬に伝わっていたことは間違いないと思います。
ご質問をお寄せくださった皆様、ありがとうございました。
(M・Y)