4年間を振り返って🌸

〈日文便り〉

みなさんこんにちは!日文ブログスタッフのM・Yです🦊
3月16日に卒業式が行われ、日本語日本文学科を卒業しました🌸

今回は、私の最後のブログ記事として、この4年間の大学生活を振り返りたいと思います!

私がこの大学に入学した頃は、まだコロナ禍真只中で、最初は授業もリモートが多かったことを覚えています。なかなか同級生たちとも直接会って交流することができない中で、これからの大学生活に少し不安もありました。しかし、様々な学びや活動の中で、私の大学生活を豊かにしてくれた出会いや経験がたくさんありました✨

まず一つ目として、2年次にリーダーズアカデミーという学科横断型プロジェクトに参加したことが大きな分岐点になったと感じています。

私が所属した和食・発酵チームは、健康や環境の面から和食がSDGsの目標達成につながるのではないかと考えました。また、現代の和食離れの現状を知り、「女子大生がぬか漬け生活やってみた!」というタイトルで、インスタグラムを通してぬか漬けを生活に取り入れる様子を発信しました。
その他にも、学内でのぬか床作り体験教室や和食に関するクイズ掲示等、様々な活動を通して、私達の世代の方々にも和食に親しんでもらえるように取り組みました。
その中でも、和食の知識を深めるためのインタビューの中で出会った専門家の方々等、人との出会いがたくさんあったことが印象的でした。

 

 

3年次には、リーダーズアカデミーのチームのメンバーの提案で、大学の図書館の展示スペースをお借りし、和食に関する展示を行いました。
展示内容の考案や展示物の作成、配置等、一から全て自分達で行うことはとても大変でしたが、それ以上に達成感や感動が大きかったことを覚えています。

 

そして、4年次には、リーダーズアカデミーの活動内で出会った和食の専門家である柳原尚之さんを女性教養講座の講師に推薦し、講演を実現することができました。
その際には、和食・発酵チームで司会や運営等も務めさせていただき、とても貴重な経験となりました。

 

このように、2年次にプロジェクトという形で始めた和食継承の活動を、何年にもわたって自分達で発展させていけたことは自分自身にとっても大きな成長につながりました。
何より協力してくださった先生方や職員の方々、専門家の方々、そして一緒に歩んできたメンバーがいたからこそできたと実感しています。

そして、日文での学びが本当に充実していたと実感しています。
私は、3年から中世文学ゼミに所属し、卒論では狂言について研究しました。「狸腹鼓」という大曲であり、稀曲であるこの作品を研究するのは非常に大変なことも多くありました。しかし、台本から読み取り、仮定として考えたものを、実際の演じ方と重ね合わせて考えていく中で、最後には今までとは異なるこの作品の意義や、狸という動物の演じることの意識というものを見つけることができたのではないかと思います。
一年間かけて一つのものに向き合う経験はなかなかできない貴重なものです。自分自身の成長と、この学科で学んだ全てを出し切ったという達成感がありました。

 

その中で、今年度参加した馬瀬狂言プロジェクトでは、今まで身に着けてきた狂言の知識も活かしながら、さらに馬瀬狂言という地域の中で受け継がれてきた貴重な伝統芸能への理解を深めることができました。2、3年次のプロジェクトの経験も活かしながら、その魅力の発信や講座の運営、資料展の開催等、やり遂げることができました。
学科内のプロジェクトに参加したのは初めてだったので、日文生としてゼミや学年の垣根を超えて一つのものを作り上げることができたことを嬉しく思います。

 

日文では、オープンキャンパスのアドバイザーやこのブログスタッフの活動にも参加したことで、様々な経験ができました。
オープンキャンパスでは、この学科に興味を持ってくださっている高校生の方々や保護者の方々に、学科の魅力を伝え、受験に関するアドバイスもさせていただきました。
直接受験生の方とお会いすることによって、改めてこの学科の魅力に気が付くこともあり、それを相手に伝える力も身に着いたと実感しています。

 

このブログスタッフの活動でも、プロジェクト活動やゼミ紹介だけでなく、先生インタビューという新たな企画も行うことができました。文章を通して多くの方々に日文の魅力が伝わっていたらとても嬉しいです。

 

最後に、この大学の日文で過ごした4年間は、私にとってかけがえのない時間でした。
日文は「言葉」を扱う学科であり、様々な学びの中で相手の伝えたいことをしっかりと受け取り、自分の思いをしっかりと伝えるという力が身に着きました。社会に出ても、この力を存分に発揮し、活躍できる存在になりたいです。
そして、日文は、それぞれの学生の頑張りや思いをしっかり見ていてくださる学科です。たくさんの経験の機会をくださり、この4年間で入学当初では想像もできないほどの成長を感じています。
この4年間で、大好きな先生方や助手さん達、そしてたくさんの友人達に出会い、さらに学内にとどまらず、たくさんの方々と出会うことができて、本当に良かったです。
これからも、人との出会いを大切に新しい場所でも頑張ります!
今まで本当にありがとうございました✨

 

(M・Y)