(報告)近文研「ちょこぶん!」開催御礼

8月22日に開催された 近代文化研究所第6回公開講座「ちょこぶん! 〝体感〟をよ(読×詠)む ちょこっと古文、さくっと短歌」の様子をお届けします。

講師はブックレット近代文化研究叢書19『はじめまして、助動詞:はてしなく深くて不確かな古典文法の世界』を執筆された須永哲矢先生です。

「擬人化された助動詞」たちが張り巡らされた展示会場の様な設えで、来場者の皆さまをお迎えしました。表情豊かな助動詞の姿をご覧いただけたことと思います。

体感を伝えることのできる言葉、日本語はオノマトペが豊富です。

そこで最初のワークシートにさらさらと「オノマトペで夏を表現」します。

休憩を兼ねた自由時間と体感の助動詞の講義を受けたのち、レッツ「七五調で古作文」

いよいよ短歌づくりに・・・さくっとツギハギするだけの短歌とは!?
「歌詞」短冊の登場です、学生さんが手際よくトレイを配布しました。短冊はカラー用紙は和歌から、白地は歌謡曲から、5文字・7文字、選り取り見取り。

ワークシートに書き出した5・7と短冊をツギハギしてさくっと短歌詠んでいきます。歌ゴコロを刺激されたみなさんの手が次々にトレイに伸び作品が生み出されていきます。

夏から連想される文様を刷り込んだカラフルな短冊に仕上げられた「さくっと短歌」たちは、先生が手作りされた展示台に次々と貼り出されました。
完成した作品の中には、言葉遊び(折り句、掛詞)を織り込んだ短歌も見受けられ、受講したみなさんが本講演を楽しんで学んでくださった様子が伺えました。

厳しい日差しの中をキャンパスまでお運びくださった皆様、ありがとうございました。