学生の声

ブックリレー第15回 [2021年07月20日(火)]

インスタグラムで始まった「日文生ブックリレー」をブログでも掲載しています。
今回で第15回目です。

日文のインスタグラムは以下の通りです。日ごろのイベントなどをアップしています!
是非覗いてみてください。
日文アカウント:@swu_nichibun_official

本を通じて日文生同士はもちろん、受験生の方とも繋がっていければ嬉しいです。
今回も3年のお2人です👏

①HSさん👒


こんにちは!
コンビニスイーツにハマっているS・Hです

わたしが紹介させていただく本は、『江戸川乱歩名作選』です。

日本における本格推理、ホラー小説の草分けである江戸川乱歩の「石榴」「押絵と旅する男」「陰獣」ほか大乱歩の魔力を存分に味わえる全7篇を収録した名作選。

わたしがこの本を手に取ったのは、表紙が真っ赤で素敵だったからです。
そう、いわゆる表紙買いです。
しかし、いざ表紙を開いてみると、
作品ごとに独特な世界感があり、表紙以上の魅力がありました。
そして、どの作品も必ず、一度読んだ後もう一度読み返してしまいました。

中でもわたしが特に好きな作品は「白昼夢」です。
近代の作品というと長くて難しいイメージがあるかも知れませんが、
短い作品がたくさん読めると言う点も名作選の魅力です。

そして、肝心な作品の内容に関してですが、

「記憶を消してもう一回読みたい!!」

という気持ちになる作品が多いと思うため、ここで触れません。
ぜひ、作品をご自身の手にとって感じていただきたく思います。
ホラーやミステリー要素のつよい作品が収録されているので、
夏本番をこれから迎える今の時期におすすめです。

小説で少しひんやりした空気を味わうのはいかがですか?

お次は、異世界の恋愛漫画にハマっているM・Nさん!

お願いします!

②MNさん🐕

こんにちは!
異世界の恋愛漫画が好きなN・Mです。

私が紹介させていただく本は、馳星周さんの『少年と犬』です。
この本は、2020年に直木賞に選ばれています。
見たことや聞いたことがある人もいるのではないでしょうか!

――――――――――――――――――――――

物語は、東日本大震災の被災者が飼っていたらしいシェパードと和犬の雑種・多聞が、旅を続ける途中で出会った人たちとの交流を描く連作短編集となっている。
出会う人は、家族のために犯罪に手を染めた男、仲間割れを起こした泥棒、愛が冷め壊れかけた夫婦、体を売って男に貢ぐ娼婦、死期を悟る猟師である老人、震災のショックで心を閉ざした少年というように様々である。
雑種犬・多聞は、それぞれの人物に寄り添い癒やしを与えるのであった。
本書の題名となっている「少年と犬」の章では、多聞が旅を続ける理由が明らかになり見所である。
――――――――――――――――――――――

私がこの本と出会ったきっかけは、友達からの薦めでした。
犬が大好きな私は、犬が可哀そうな話だったら嫌だなあ、と思っていました。
ですが、可哀そうな物語ではなく他の部分で考えさせられる素敵なお話でした!

物語は震災の話から始まり、家族のために犯罪に手を染める話、夫婦の在り方の話、娼婦の話など、私たちの身の回りにある深刻な社会問題が描かれています。
このような人々が必死に生きていこうとする姿、多聞と出会ってから前向きになっていく姿に心を打たれます!私も頑張らないといけない!という気持ちにさせてくれます。

この本は、短編集になっているので長くて話を忘れてしまう!ということもなく、
スラスラ読めると思います!
犬好きな方、前向きになりたい方、感動したい方にお勧めです!
ぜひ読んでみてください!

お次は、お酒と映画とショッピングが大好きなK・Sさん、お願いします!

(CC)

日文ブックリレー第14回 [2021年07月16日(金)]

インスタグラムで始まった「日文生ブックリレー」をブログでも掲載しています。
今回で第14回目です。

日文のインスタグラムは以下の通りです。日ごろのイベントなどをアップしています!
是非覗いてみてください。
日文アカウント:@swu_nichibun_official

本を通じて日文生同士はもちろん、受験生の方とも繋がっていければ嬉しいです。
今回も3年のお2人です👏

①CTさん🦋


こんにちは!
ステッカー集めにハマっているC・Tです🦋

私が紹介させていただく本は、斜線堂有紀さんの『恋に至る病』です。

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

日本中を混乱に陥れた自殺教唆ゲーム『青い蝶(ブルーモルフォ)』。
そのゲームの運営は、女子高生・寄河景だった。
優等生として周囲から信頼を得る彼女が、まさか150人以上の人を死に追いやるなんて。
幼なじみの少年・宮嶺は、彼女が狂っていく様子を眺めながら、愛することを止められなかった。
愛に狂った少年少女と、繰り返される悲劇の物語。

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

この作品を手に取った理由は、帯に「ラスト4行の衝撃」「予想不可能などんでん返しに背筋が凍る」と書いてあったからです。
私は、最後に話がひっくり返る物語が好きなので、迷わず購入しました。

結論から言いますと、1周目は正直不完全燃焼でした。
確かにラスト4行のインパクトはありましたが、理解が出来ませんでした。

そこで、また初めから読み返すと「えっ、こんなところに!?」と驚くくらい些細なところに、その4行に関するヒントが隠されていました。
やっと結末に納得がいき、そのままもう1周読み切ろうと思いました。

ここまでの衝撃ならば、他の「どんでん返し」を売りにする本で体験したことがありました。
しかし、この本はここで終わりませんでした。
読み進める度に、ラストの捉え方が変わる要素が見つかるのです。
2周目には、全く違う後味に包まれました。これが、この本の最大の魅力です。

初めは、ネタバレを調べず、何も疑わずにシンプルな気持ちで読むことをおすすめします。
是非、純粋な気持ちでラスト4行に辿り着いて、様々な解釈を味わっていただきたいです。┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
お次は、ハリーポッターにハマっているM・Tさん、よろしくお願いします📘

②MTさん🌹

こんにちは!
最近はハリー・ポッターにハマっているM・Tです。
皆さんはハリー・ポッターにゲームアプリがあることをご存じですか?

私が紹介させていただく本は、三島由紀夫さんの『夏子の冒険』です。
情熱を探し求める夏子は、自分に申込んでくる男たちの情熱のなさに愛想をつかし、
ある日の朝食の時間に突然、修道院に入ると言い出します。
嘆き悲しむ家族をよそに夏子は函館に向かう列車に乗り込みました。
夏子は列車の中で見知らぬ青年・毅の目に情熱的な輝きを見つけ、
彼についていくと決心したのでした。

私がこの本を手に取った理由は、「夏子の冒険」というタイトルに惹かれたからです。
「夏子の冒険」というタイトルでありながら、帯に書かれている文句は
「あたくし、修道院へ入るの、やめてもいいの」
だったので、夏子は一体どんな冒険をするのだろうと気になって購入してみました。

読み終わったころには、すっかり夏子の魅力に染まっていること間違いなしのこの一冊。
夏子の自由奔放で情熱的な女性像には少し憧れてしまいます。
私は読み終わったころ、夏子のお嬢様のような喋り方もクセになってしまいました。

夏子は作中で20歳と、それほど私たちと年齢に差がありません。
だからこそ、夏子の魅力がダイレクトに伝わってくる一冊ではないでしょうか。
あなたも情熱的な冒険をしてみませんか?

お次は、最近コンビニスイーツにハマっているというS・Hさん、よろしくお願いします🧁

(CC)

日文ブックリレー第13回 [2021年07月09日(金)]

インスタグラムで始まった「日文生ブックリレー」をブログでも掲載しています。
今回で第13回目です。

日文のインスタグラムは以下の通りです。日ごろのイベントなどをアップしています!
是非覗いてみてください。
日文アカウント:@swu_nichibun_official

本を通じて日文生同士はもちろん、受験生の方とも繋がっていければ嬉しいです。
今回も3年のお2人です👏

①MTさん🌈


こんにちは!
なにわ男子や配信サービスで韓国ドラマや名探偵コナンの映画を観る事にハマっているMTです。

今回私が紹介する本は、加藤シゲアキさんの『オルタネート』です。

物語の舞台は、高校生限定のマッチングSNSアプリである「オルタネート」が高校生にとって必須となった時代。
東京のとある高校に通う3人の高校生の日常が「オルタネート」を軸としてそれぞれの視点から綴られる。
調理部部長を任されるほど品行方正だが、とあるトラウマから「オルタネート」にコンプレックスを抱える蓉(いるる)。
母親との軋轢から、絶対真実の愛を求めるように「オルタネート」信奉者となった凪津(なづ)。
高校を中退し、かつてのバンド仲間に会うため大阪から単身上京した尚志。
それぞれの日常を過ごしていたはずの3人だが、「運命」の日へ向けて自然と「繋がり」が出来ていく。
友人、先輩後輩、恋人、親…
人と「繋がる」ことの温かさを感じる青春群像劇。

この本は、授業と授業の合間などの隙間時間に読み切れるほど章立てが細かいので、
本を長い時間集中して読むことが難しい方、ちょっとだけ現実逃避する時間が欲しい方におすすめです。
ただ、中盤からの展開にはドキドキキュンキュンして叫びたくなること間違いなしです。
私は自室で読みましたが、何回か様々な理由で叫んでしまったので、
公共の場で読む際にはくれぐれもご注意ください。笑

次は、最近シャカシャカポテトをシャカシャカする楽しさに気づいた(?)というMTさん、
よろしくお願いします!💁🎽

②MTさん🍊

こんにちは。

中国のドラマや小説をみるのが楽しいM・Tです🌷
私が紹介させていただく本は、小野不由美さんの『十二国記』シリーズの短編集、『丕緒の鳥』です。
この作品では、4つの短編が楽しめるのですが、今回はその内のひとつ、「落照の獄」をご紹介します。

ーーーーーーーーーーーーーー

 死刑が禁止されている柳国で、8歳の子どもを殺害する残酷な事件が起こる。
犯人は狩獺という男で、これまでに23人を殺害し、世間は彼の殺刑を望んでいた。
しかし、この判決を委ねられた瑛庚は、対応に悩むこととなる。
柳は王によって死刑が禁じられた国であり、また最近の王は政治に関心を示さない。
傾いた国で殺刑を復活させることは、前例を作ることであり、殺刑を用いる躊躇はなくなっていく。
そうなれば、この刑が荒んだ国家で濫用されるまでいくばくもない。

悩んだ瑛庚は、犯人の狩獺に面会を求めるのだった。

ーーーーーーーーーーーーーー

私は、この「落照の獄」の判決がどうなったのか知りたい一心でどんどん読み進めてしまいました。

作品との出会いは、なんと18年ぶりに新巻が出た十二国記シリーズの短編集ということで、
読んでみようかなと図書館で手に取ってみたことです。

短編の中には、今回ご紹介したお話のように、重い要素を含みながら、
瑛庚のような己の仕事を全うするべく奔走する男性たちが、鮮やかに描き出されています。
魅力的な登場人物だけでなく、重厚なストーリーが読みたい!という方にもおすすめの1冊です。

短編ということで読みやすく、受験生の方の勉強の合間にもおすすめです。

そして、この作品で興味を持ったらぜひ小野不由美さんの十二国記シリーズを読んでみて下さると嬉しいです!

お次は、 ステッカー集めにはまっていらっしゃるC・Tさんお願いします!☺

(CC)

日文ブックリレー第12回 [2021年06月25日(金)]

インスタグラムで始まった「日文生ブックリレー」をブログでも掲載しています。
今回で第12回目です。

日文のインスタグラムは以下の通りです。日ごろのイベントなどをアップしています!
是非覗いてみてください。
日文アカウント:@swu_nichibun_official

本を通じて日文生同士はもちろん、受験生の方とも繋がっていければ嬉しいです。
今回も3年のお2人です👏

①YKさん🌷


こんにちは。

モーニング娘。のありとあらゆるライブ映像をみていたら、
いつの間にか歴代メンバー全員の名前を覚えてしまったY.Kです。

私が紹介させていただくのは三浦しをんさんのエッセイ集、『お友だちからお願いします』です。

三浦しをんさんは『舟を編む』『風が強く吹いている』など、物語小説で有名な作家さんですが、
実はエッセイももの凄く面白いんですよ。

この本の裏表紙の紹介文の一文に

『当代随一の人気作家が満を持して贈る、爆笑&胸熱の極上エッセイ集!』

と書いてあります。

爆笑……?エッセイで??
なんて疑っていませんか?

これ、本当なんですよ。
読んでいて本当に笑い声が出てしまうんです。
エッセイではしをんさんの日常や、しをんさんお得意の行為「妄想」の内容などが収録されていることが多く、
これがまた読んでいて楽しいんです。

なんで日々の生活の中でこんな所に目をつけられるんだろう……?
しをんさんの頭の中は一体どうなってるんだ……?

と私の疑問は読むたびに増すばかり。
さすがは作家さんです。

エッセイって作家の思考回路を覗けるのもまた魅力ですよね。
章ごとにテーマが分けられていて、また一つ一つのエッセイが短いので、軽く気分転換をしたいとき、
ゆる〜く活字を追いたいときにもってこいの一冊です!
勉強の合間にいかがでしょう?
もちろん一気にどーんと読みすすめるのもオススメですよ!

しをんさんは他にもエッセイ本を何冊が出しています。
こちらをお気に召しましたら他のエッセイ本もぜひ読んでみてくださいね!

次は最近朝活を始めたというM.Kさん!

よろしくお願いします!

②MKさん🐈

こんにちは!

朝早起きして一番に洗濯機をかけ、授業と課題をやる合間に洗濯物を干し、
達成感を得ることにハマっているMKです。

今回私が紹介させていただく作品は、櫻いいよさんの『黒猫とさよならの旅』です。

「もう、頑張りたくない」

主人公の女子高生茉莉は、母に姉と比較をされ、友達とも些細な事で揉め、
他人からの評価を気にしている女の子です。

いつも頑張って行っている学校に行きたくないと思い、
地元から車で2時間かかる祖母の住む姫路へ自転車での旅をすることを決めます。
自転車で平日に学校も行かずにいることに緊張する茉莉でしたが、
そこで一匹の黒猫と同じように学校をサボった壱と出会うことで、
これまで自分が頑張ってきた意味について考えるようになります。
茉莉のことを「無駄の塊」と言ったり、時にきつい言葉を発する壱ですが、
彼もまた、家庭の問題を抱えていることが明らかになります。
果たして茉莉は自分と向き合い自分の思いを発することができるのか?
興味を持っていただけたら是非手に取って読んでいただきたい1冊となっております!

この作品を初めて読んだのは高校生の時で、私も主人公の茉莉と同じような事に悩んでいました。
一生懸命やっていたつもりだった部活動も人数が少なく、活動日数が少なかった事もあってか
「辞めたらいいのに」と言われ、ほとほと疲れた時にこの本に出会い、黒猫の

  【君が逃げたいのなら逃げればいい。やめたいのならやめればいい。
消したいのなら消せばいい。君が望めば、なんだってできる】

という言葉に胸が打たれました。

現在コロナウイルスによって学校に行けずオンライン授業を余儀なくされることが多々あり、
「孤独でも頑張る」ことが当たり前のようになっていて辛い方は多いのではないでしょうか。
そんな時ふと「頑張らなくたっていい」と言われたなら少しだけ楽になれるのではないか、と私は思います。

お次は、なにわ男子や配信サービスで韓国ドラマやコナンの映画を観る事にハマっているというMTさん、よろしくお願いします!

引き続き更新していきます✨
(CC)

日文ブックリレー第11回 [2021年06月12日(土)]

インスタグラムで始まった「日文生ブックリレー」をブログでも掲載しています。
今回で第11回目です。

日文のインスタグラムは以下の通りです。日ごろのイベントなどをアップしています!
是非覗いてみてください。
日文アカウント:@swu_nichibun_official

本を通じて日文生同士はもちろん、受験生の方とも繋がっていければ嬉しいです。
今回は3年のお2人です👏

①MMさん⛅

こんにちは!

一年に一度はやってくる干し芋にハマる時期に突入したM.Mです。

今回私が紹介させていただく作品は、福徳秀介さんの『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』です。

作者の福徳さんは、2020年キングオブコント優勝のお笑いコンビ「ジャルジャル」のメンバーとして活躍しています。お笑いコンビとして人気を集める中、鬼才を持っていると言われている福徳さんの、小説デビュー作となっています。

主人公は、私達と同じ大学に通う男子学生。
彼は入学前に憧れていた大学生活とはほど遠い、冴えない毎日を送っていました。
日傘をさしていつも人目を避け、青春を謳歌している学生グループを妬ましく思う、そんな日々。
友人は一人。銭湯掃除のバイトと孤独な大学生活だけの毎日。
そんなある日、大教室で学生の輪を嫌うように席を立つ凜とした女子学生に出会います。
その姿が心に焼き付いた「僕」は次第に深く強く彼女に惹かれていきます。
やっとの思いで近づき、初デートにも成功し、これからの楽しい日々を思い描いていた矢先に、驚くような展開が待っています。

この作品は恋愛小説でありながら、「生きる」ことや「死ぬこと」についても考えさせられました。
この本の中には、「僕」の祖母のことばがいくつも登場します。
さらに、予想外の展開と共に毎日違った空の表現で、それらのことばに変わりゆく空の表情が寄り添います。
毎日の中で、変わるものと変わらないものがあること。
きっと、ぼーっと生きていたら気づかなかったようなことをこの作品で気づかされます。

ではここで本文から、私の胸を打った「僕」の祖母の言葉を紹介しましょう。

『人は今日死ぬかもしれない。だから毎日を全力で生きなさい。でも多分、明日も生きてるから今日は休んでもいいよ』

本文の祖母の言葉は、心をグサッと突き刺すように本意をつくような言葉もあれば、
ほっと安心できるような言葉に救われたりもします。
さらに注目すべきは「空」の表現。それらの豊かな表現はストーリーに深みを出し、
この本を読んだあなたはきっと、頭上に広がる空を見上げてしまうでしょう。

お次は、最近ミュージカル鑑賞と料理にハマっているというA.Kさん、よろしくお願いします!

②AKさん☕

こんにちは。
ミュージカルを観た後は歌いながら料理をして主人公になりきるA.Kです!1人で何役もします。
私が紹介させていただく本は、青山美智子さんの『木曜日にはココアを』です。
静かな住宅街の隅にある「マーブル・カフェ」。
決まって木曜日に来店し、いつも同じ窓際の隅の席に座って同じオーダーをする女性がいる。
僕はその人を密かに「ココアさん」と呼び、木曜日にはとびきりおいしいココアをいれる。
ある木曜日、いつものようにやってきたココアさんだが、どこか様子が違っていた。
1杯のココアから始まり、小さな出来事がつながっていく12色の心温まるストーリー。
この作品と出会ったのは、優しい気持ちになりたくて本屋さんで本を探していた時でした。
本棚を見ていると「ココア」という文字が目に飛び込んできました。
その甘そうな題名に惹かれ、なんとなく手に取ると、帯には「感動」「温かい気持ちになる」とあり、
短編集であることも決め手となり私の元へやってきました。
1話1話は独立した話のようになっていますが、実は全て繋がっていて、読み返すことでより感動が味わえます。
そして人の縁が運んでくる優しさがこの作品には詰まっていて、読んだ後には自分のそばにいる大切な人のことを思わずにはいられませんでした。
また、物語を彩る12色にも注目し、是非その色を想像しながら読んでいただきたいと思います。
きっとあなたも自分を彩る色を探したくなることでしょう。

中々気軽に人と会えない時間が続きますが、そんなときこそこの本を読んで自分の周りにいる人、いた人が自分にとってどんな存在なのかということを考えてみるのはいかがでしょうか。もちろん、ココアを片手に。

お次は、モーニング娘。のライブ映像を見ることにハマっているというY.Kさん、今度一緒にライブに行きましょう!よろしくお願いします。

引き続き更新していきます✨
(CC)

日文ブックリレー第10回 [2021年06月03日(木)]

インスタグラムで始まった「日文生ブックリレー」をブログでも掲載しています。
今回で第10回目です。

日文のインスタグラムは以下の通りです。日ごろのイベントなどをアップしています!
是非覗いてみてください。
日文アカウント:@swu_nichibun_official

本を通じて日文生同士はもちろん、受験生の方とも繋がっていければ嬉しいです。
今回は3年のお2人です👏

①MSさん⛄

こんにちはー

車の運転楽しいですねぇ、初心者マーク付けてブンブン走ってますM.Sです!

今回私が紹介させて頂く作品は三秋縋さんの「いたいのいたいの、とんでゆけ」です。
(写真が電子書籍で見にくいですが、、)

「間にあわなかったんです。私、死んじゃいました。」

主人公は何もかもに見捨てられた男子大学生、湯上瑞穂。
驚く事に、もう一人の主人公は、湯上の車に轢かれ死んでしまった少女。

死んでしまった?お話終わっちゃうじゃんと思いますよね?そんな事は無いんです。
何故なら少女は「なかったこと」に出来るから。
でも、「なかったこと」にしたことはただ先送りになるだけ。
少女は先送りにした死が訪れるまでの十日間の猶予を、自分の人生を台無しにした人への復讐に費やす。
当然!と言うように湯上も付き合わされるわけです。
まぁ、既に人を轢いてしまってるわけですからね。
こうして復讐を始める二人ですが、それぞれに変化が現れます。もちろんそれは二人の関係にも。
復讐を経てたどり着く先には何があるのか、是非その目で確かめて頂きたいです!
少女の秘密、湯上たちの過去、二人の関係、残酷な復讐の結末、どれにおいても予想外な事ばかりです!

何を言ってもネタバレになってしまいそうなので、私からは一つだけ。
幸せって何でしょうか。苦しみが全く無い世界は確かに幸せです。でもそんな事は現実ではありえない。
苦しみに向き合い周りに不幸と思われながらも生きている。
この物語はそのような人たちを中心に描いています。
その姿を見つめ、ハッピーエンドとは何かなど、自分自身の幸せの価値観を改めて考え直す
そのような機会を与えてくれる作品だと思います。

残酷な描写が多く、読む人を選ぶ作品ではあります、、、。個人的には綺麗な作品だと感じました。
メディアワークス文庫なので、堅苦しさもなく読みやすいのではと思います。

個人的にあとがきまでしっかりと読むのをお勧めします。是非読んでみてください!

次は、最寄り駅も近くて個人的にドライブに誘いたいと思っているM.Nさん、よろしくお願いします!!

②MNさん🐟

こんにちは!最近はコロナ禍で遊びに行けず、家でゴロゴロしてるM.Nです。
ドライブでわたしを外に連れ出してください笑

さて、こんな私が今回紹介させて頂く本は、恩田陸さんの『木洩れ日に泳ぐ魚』です。

**********

その日の夜、アパートの一室。そこでは、別れを前に最後の晩酌を交わす男女がいた。
この宴を開いた理由は一つ。彼も彼女も、過去に遭遇した事故の真実を明らかにしようとしていたのだった。

彼は、彼女は、あの時からずっと予感していた。
一年前の旅行先で起きた、付き添いのガイドが山で転落死した事故。

あの男を殺したのは、いま目の前にいる人物であると。

**********

と、ここまで見ると「ミステリー?」「サスペンス?」と思いがちですよね。
最後まで読んでみた私の感想としては、「とある愛の形の話」だと思いました。
これは、全てを理解し終えたうえでラストを読み、感じることだと思います。

なぜ愛なのか?…はい、気になったそこの方!是非手に取ってみてください。

視点としては、この物語は「彼」と「彼女」の視点が交互に書かれていて、
そこから徐々に事件の真相を明らかにしていきます。

なんとこの話、初めは全く情報量がない。
にも関わらず、登場人物たちは全て理解した状態で物語が進行するのでモヤモヤします。非常に。

読者には訳の分からない状態から、章ごとに一つずつ明らかになる事実が衝撃で、全く飽きることを知りません。

とにかく絶妙な塩梅で次々に明らかになる登場人物たちの情報。
特に、基本的なことが全て判明する物語中盤までの疾走感は凄まじいです。

ただ、読み進めていくうちに、逆に不明瞭なことも両者の視点で分かってきます。
果たして過去の事故は本当にただの事故だったのか。それとも、2人のどちらかが犯人なのか。

この辺りにも注目していただきたい!

個人的に、長編であったり堅い文章が苦手なのですが、この作品は母におすすめされたその日に読了しました。
自分でもびっくり…。

読んでいくうちに飽きてしまい途中を飛ばしで読んでしまう人、長編が苦手な人にもこの作品はおすすめです。

次回は干し芋にはまっていると噂のM.Mさんです!

引き続き更新していきます✨
(CC)

日文ブックリレー第9回 [2021年05月24日(月)]

インスタグラムで始まった「日文生ブックリレー」をブログでも掲載しています。
今回で第9回目です。

日文のインスタグラムは以下の通りです。日ごろのイベントなどをアップしています!
是非覗いてみてください。
日文アカウント:@swu_nichibun_official

本を通じて日文生同士はもちろん、受験生の方とも繋がっていければ嬉しいです。
今回は3年のお2人です👏

①YHさん💠

自粛期間中に羊毛フェルトを始めたらとても楽しくなってしまったYHです。
今回私が紹介させて頂く作品は森見登美彦さんの『四畳半神話大系』です!
*・゜゚・*:.。..。.:*:.。. .。.:*・゜゚・*
主人公である「私」は冴えない大学三回生。
思い描いていた薔薇色のキャンパスライフとは程遠く、うだつの上がらない日々を送っていた。
悪友の小津には振り回され、謎の人物である樋口師匠にはこき使われ、後輩の明石さんとの恋路もうまくいかない。
はたしてどこで間違えてしまったのか。そう、あれは一回生の時のこと……。
はたして「私」は薔薇色のキャンパスライフを手に入れることができるのか、明石さんとの恋の行方はどうなるのか!
*・゜゚・*:.。..。.:*:.。. .。.:*・゜゚・*
この作品は4つの短編で構成されていて、一回生のサークル選びによって枝分かれした4つの並行世界の出来事を描いたものです。つまり短編は同じ時系列の、違う世界での話、パラレルワールドを描いているのです。
4つの短編は出だしは全く同じ文章で始まります。そこから主人公の行動によって環境や人間関係が変わるのですが、少しの行動の違いが大きな違いに繋がる様子が丁寧に描かれています。
私はもともと森見登美彦さんの大ファンで、この本に出会ったきっかけも作者さん繋がりでした。
森見登美彦さんの独特の世界観とあり得ないのにどこか共感できる大学生活が面白く、「私もあの時こうしていたら今は違う生活をしていたのかな」と考えさせられます。
そして私がおすすめする理由は何といっても語り口が面白いというところです!固さとユーモアが混在する私目線の物語はなんとも癖になり、何度も読み返したくなるほどです。
大学生達の青春物語を描いた「四畳半神話大系」は大学生活のわくわく感を詰め込んだ物語です。
是非読んでみてください!
次は最近バイオハザードにハマっているMMさんよろしくお願いします!

②MMさん🔪

みなさんこんにちは!
バイオハザードにハマっているM.Mです。

興味のある方、私と一緒にゾンビを狩りに行きませんか?
今回私が紹介させていただくのは、吉本ばななさんの「キッチン」です。

「私がこの世でいちばん好きな場所は台所だと思う。」

この一文から始まるこの本の主人公の桜井みかげは、同居していた唯一の親族である祖母を亡くしてしまい、途方に暮れていた。
そんなとき、一緒に住まないかと言ってくれたのは、祖母の知り合いの大学生の田辺雄一だった。みかげが田辺家のキッチンを気に入ったことにより、雄一とその母(?)のえり子さんとの奇妙な同居生活が始まる。

この本は「死」や「孤独」が題材であり、その辛い体験をそれぞれの登場人物の中でどのように整理し、昇華していくかが重要なポイントになります。

登場人物は少ないですが、一人一人のキャラクターがとても魅力的に描かれています。
特に雄一の母親のえり子さんは、美しく潔い生き方をしていて、読む人に強い印象を与えます。

テーマとしては暗いですが、それを乗り越えていくエネルギーを持った主人公たちが描かれているため、読み終わるとすっきりとした気持ちになれます。

物語的にも長くはないため、手に取りやすい作品ではないかと思います。
是非読んでみてください👍

次は、最近車の免許を取ってよくドライブに行っているM.Sさんお願いします!

引き続き更新していきます✨
(CC)

日文ブックリレー第8回 [2021年05月10日(月)]

インスタグラムで始まった「日文生ブックリレー」をブログでも掲載しています。
今回で第8回目です。

日文のインスタグラムは以下の通りです。日ごろのイベントなどをアップしています!
是非覗いてみてください。
日文アカウント:@swu_nichibun_official

本を通じて日文生同士はもちろん、受験生の方とも繋がっていければ嬉しいです。
今回は3年のお2人です👏

①EHさん🏺

初めまして!

アニメ、漫画、アーティスト…あらゆるジャンルにハマっていますEHです。笑

語れるかは分かりませんが日々情報収集をして楽しんでます!!

今回私が紹介させて頂く作品は

宿野かほるさんの『ルビンの壷が割れた』です。

婚約が決まっていた一馬と未帆子の2人は順調な日々を送っていると思われていましたが、
結婚式当日彼女が失踪し行方不明に…かつて恋人だった未帆子のことが忘れられずメッセージを送り続ける一馬。物語の冒頭はそんな一馬のメッセージから始まります。

1冊を通して互いのメールのやり取りで物語が進行してゆき、どんどん明らかになる真実。
そしてふと気づいた時に感じる違和感。その違和感が少しずつ、少しずつ積み重なり、想像を超えた展開へ導かれていく衝撃的な作品となっています。

(実際私も初めて読んだ時は驚きすぎて放心状態になりました…そして読み返しました。笑)

メール形式のためスラスラと読めますのでスキマ時間を活用したいとき、本を読みたいけれど手が出せない時にお勧めできる読みやすい作品です。

是非読んでみてください!!

次はこんな私からありとあらゆるものを布教されているYNさんです!

②YNさん💛

日文っぽい小物をあつめるのが趣味のYNです✿

解答用紙のファイルと読書記録が未だにもったいなくて使えてません。

✿わたしが紹介するのは乙一氏のホラー短編集『ZOO』です。2巻があり、1、2巻合わすと全16の短編からなります。

✿ホラーといっても、幽霊・怪奇・ミステリーではなく、変わった環境下での人間の行動・心情を描いた作品が含まれています。人の死やショッキングなシーンがあるので、苦手な方は注意してください。

わたしが一番好きな話は1巻の「SEVEN ROOMS」です。

ある日誘拐された姉弟は下水の流れる小さな溝以外は出口のないコンクリの部屋に閉じ込められます。体の小さな弟が下水を通ることによって他の部屋にアクセスし、他の部屋にも人が閉じ込められていること、順番に殺されていることを理解します。

そしてついに自分たちが殺される日、犯人に復讐を企てます。

「SEVEN ROOMS」は人が殺される表現が多く、また手放しで喜べるエンディングではないので、本を読んだ後の物語の世界に浸る感覚が長く続きます。短編にもかかわらず物語に引き込まれる作品です。

次は羊毛フェルト職人のYHさんおねがいします✿

引き続き更新していきます✨
(CC)

日文ブックリレー第7回 [2021年04月26日(月)]

インスタグラムで始まった「日文生ブックリレー」を
ブログでも掲載しています。第7回目です。

日文のインスタグラムは以下の通りです。日ごろのイベントなどをアップしています!
是非覗いてみてください。
日文アカウント:@swu_nichibun_official

本を通じて日文生同士はもちろん、受験生の方とも繋がっていければ嬉しいです。
今回は新3年のお2人です👏

①ITさん🐕

こんにちは!

ツンデレな愛犬のデレに日々癒されているITです!

私が紹介する本は、安澄加奈さんの「はるか遠く、彼方の君へ」です!

☆ ☆ ☆

高校生の夕鷹(ゆたか)は、修学旅行中に訪れた京都の博物館で《古い剣》を目にします。すると、夕鷹の脳内には甘く不思議な旋律が流れ、途端に意識を失ってしまいました。しばらくして目を覚ますと、夕鷹は炎があがる見知らぬ土地で、武士に襲われそうになります。そこを助けてくれた人の名は、【源義経】でした。

そう、夕鷹は、 タ イ ム ス リ ッ プ   してしまったのです…… !!

夕鷹の他にも、高校生の 華月(かづき)と遠矢(とおや)が同じようにタイムスリップしていました。3人は「平家物語」の記憶をたどりながら、元の世界に戻るために、博物館で見た《剣》を探します。

焦燥や葛藤、恋と離別…。ラストには感動が押し寄せる長編大作です!

☆ ☆ ☆

この本との出会いは、中学生の時のブックトークでの紹介でした。当時、長編のものはまだ読んだことがありませんでした。しかし、その本のプレゼンにとても惹かれ、購入しました!読み始めると、

「なぜタイムスリップしたんだろう」
「どうしてこの3人なんだろう」

「この恋どうなっちゃうの…!!??」

と 物語の続きが気になりました。最後の方になると、物語が終わることが寂しい!と感じるほど、この世界に没入していました。初めて読む長編作品でしたが、あっという間に読み終わってしまいました!

本が好きな人にも、初めて長編を読むという人にも、一押しの作品です!

次は、一日中YouTubeを見ている(笑) MOさん、お願いします!

②MOさん💍

最近暇さえあれば、いや一日中YouTubeばかり見ている(笑)MOです!
もちろん授業はちゃんと受けていますのでご安心を笑

そんな私が今回紹介する本は
伊坂幸太郎さんの『グラスホッパー』です。

┈┈┈┈┈┈┈ ❁ ❁ ❁┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ ❁ ❁ ❁┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
    元教師である鈴木は妻を亡くしている。妻はとある男に「殺された」のである。
そして鈴木はその妻を殺した男が車に轢かれる瞬間を目撃してしまう。
   ー「復習を横取りされた。嘘?」ー
どうやら「押し屋」と呼ばれる者の仕業らしい。鈴木は必死になって彼の行方を追う。
    またナイフ使いの殺し屋の蝉や自殺屋の鯨と言った二人の男も同様に押し屋の後を追っている。
    鈴木・蝉・鯨といった一見関わることのなさそうな3人が1つの出来事をきっかけに出会い、目まぐるしく事態は変化していく…。
┈┈┈┈┈┈┈ ❁ ❁ ❁┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ ❁ ❁ ❁┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
  この本との出会いは今は亡き恩師が中学生の時に夏休み中に読むおすすめの本として紹介していたことです。
 最初は少し怖そうな本だなと感じました。しかし読んでみるとスピード感のある話の展開で怖いなどという感情を抱かせる暇もありませんでした。
登場人物一人一人の様子がまるで目の前にその人達がいるかのように描かれており、本当に小説の中にいるような感覚に陥ります。
  個人的に好きな場面はナイフ使いの蝉がしじみの砂抜きをしているところです。私たちは普段食べるためとして何気なく行っている行為だと思います。しかし蝉は砂抜きに心地良さを感じるとともに生きるということをも考えています。

    何気なく生活をするのではなくどんな些細なことであっても思案する大切さというものが感じ取れる1冊だと思います。

またこの作品は映画化もされています。本読むのは苦手という人は映画を先に見て興味を持ったら小説も読むでも良いかもしれません🙆✨

今までに読んだことのない疾走感溢れる世界を体験してみませんか?
次は様々なジャンルのものにハマっており、なんでも語れる!?笑  EHさん!!
よろしくお願いします!!

引き続き更新していきます✨
(CC)

日文ブックリレー第6回目 [2021年04月16日(金)]

インスタグラムで始まった「日文生ブックリレー」を
ブログでも掲載しています。第6回目です。

日文のインスタグラムは以下の通りです。日ごろのイベントなどをアップしています!
是非覗いてみてください。
日文アカウント:@swu_nichibun_official

本を通じて日文生同士はもちろん、受験生の方とも繋がっていければ嬉しいです。
今回は新2年のお2人です👏

①MTさん🎨

こんにちは(´˘`*)

桜のきんつばがとても美味しくて感動したTMです🌸

私がご紹介するのは、金井真紀さんの『パリのすてきなおじさん』という本です。

「このおじさんに話を聞いたらおもしろそう!」とビビッとくる。

そんなおじさんセンサーに自信がある金井真紀さん。この「パリの素敵なおじさん」は、金井さんによる、パリのおじさんのインタビュー&スケッチ集です🎨👨🎨

広岡裕治さんの案内のもと、パリの町のなかで出会ったとっても魅力的なパリのおじさん方と、おじさん方の人生が、1冊にぎゅっと詰まっています。

アートなおじさん👨🎨 仕事に生きるおじさん👨🔧お洒落なおじさん🕺……色々なタイプのおじさんが楽しめます。

本書で語られるおじさん方の人生観は奥深く、泰然としていて、既存の価値観を塗り替えられるような心地がします。心に刺さる名言も盛りだくさんなので、何かに迷っている時に読んだら、視界が開けることもあるかもしれません。‬

そして、フランスは共和国。色々な人がいるからこその思想の衝突、差別、テロなどの国際問題が、おじさん達が語る経歴、人生の裏側にうかがえることがあり、読んでいてはっとさせられる瞬間が何度もあります。

本書の真髄はあくまでもおじさんのスケッチで、深刻なテーマに強く焦点をあてているというわけではないのですが、読み進めるたびに、たしかな印象として振り積もってゆく、日常と隣り合わせの少しの世知辛さが、日本で暮らしていると見落としがちな「現実」を訴えかけてきます。

時にほろ苦い日々の中で、それでも前を向く強く愛おしいおじさん方の生き様、ぜひぜひ覗いてみてください。

(散りばめられた味わい深いおじさんイラストも必見です。LINEスタンプもあります🤵‍♂️)

次はブリュレにハマっているRYさん、よろしくお願いします🍮

②RYさん🐭

みなさんこんにちは!
最近ブリュレスイーツにハマっているRYです!
私が今回紹介する本は、松岡圭祐さんの『ミッキーマウスの憂鬱』です🐭
この作品は、東京ディズニーランドでアルバイトをすることになった21歳の若者が、友情、恋愛、トラブルなどの様々な出来事を通じ、裏方の意義やホコリに目覚めていくという、史上初のディズニーランド青春成長小説です!
夢の国と呼ばれるほど完璧な世界を作り上げているのは、決して夢の国の住人などではない…現実を生きるキャストの人々であるということを痛感させてくれる作品となっています。
当時はほとんど明かされることのなかった、秘密のベールに包まれたバックステージが描かれているため、ディズニーの裏側に興味がある方やいつかディズニーで働きたいと思っている方必見です✨

次は3年生にバトンを渡します!
引き続き更新していきます✨
(CC)