2020年度から学長に就任した小原奈津子です。
4月からの学長ブログでは、「昭和女子大学の魅力」を探っていきたいと思います。
本学の魅力の源は、学生と教員の活動にあります。これから教員への取材を通して、研究分野やテーマ、プロフィール、本学で学ぶことの良さなどを紹介していきます。
一回目は、僭越ながら少しだけ自己紹介をしたいと思います。
履歴は、教員情報のページをご覧ください。
大学院生活機構研究科および環境デザイン学科に所属する教員でもあります。
■研究について
分野は「繊維材料学」です。特に絹、羊毛などの天然繊維の化学構造と特性について研究しています。近年は、使用後に廃棄された羊毛を有効に再利用するために、化学的な方法で高い消臭能力をもつ材料に変化させることを研究しています。地球環境への負荷を軽減するための(地球にやさしい)研究を目指しています。この他、遺跡から発掘された繊維製品の鑑別も共同研究で進めています。出土した布や繊維から往時の人々の暮らしぶりを想像する・・・考古学のロマンです。
■大学の教員になったきっかけ
私は実験・研究が大好きで、仕事を選ぶなら研究できる仕事をしたいと思って大学教員になりました。実験は、始めは失敗することが多いですが、最終的に自分の仮説通りになった時のワクワク感、爽快感が研究の醍醐味です。
■趣味
読書(特に、英国のやや昔の児童文学に興味があります)、愛猫家。
■最近実感していること
「考え方次第で世界は変わる」
あるアニメの主人公も同じセリフを言ったようですが、アニメを見て考えたわけではありません。日常生活のなかでも気持ちの持ち方一つで幸せに感じたり、不運に感じたりするのだなとつくづく実感しています。何歳になっても精神の修養は大事なようです。
次回からは、本学の学部長へインタビューし、ブログで紹介します。ご期待ください。