12月4日(土)独立行政法人日本学生支援機構と昭和女子大学の共催で、第5回シンポジウム「女性は世界を変える」を開催しました。このシンポジウムは2014年からシリーズで開催しており、初回の特別記念シンポジウムでは、キャロライン・ケネディ駐日米国大使が講演されました。その後、これまでにジャマイカ、リトアニア、ラトビア、欧州連合の大使や大臣など、多くの海外・在日で活躍されている方々にご講演いただきました。
今回は「アジア太平洋地域における女性リーダーの育成を考える」の副題で、オンライン開催となりました。前半はオーストラリアにあるジェームズクック大学のハーデイング総長・学長、韓国の淑明女子大学校のチャン総長、お茶の水女子大学の佐々木学長が各大学の教育の特徴や女性リーダーの育成等について語られました。後半は本学の卒業生でもあるカンボジアの王立プノンペン大学のレスミー副学部長、ベトナムの国家大学ハノイ人文社会科学大学のリン准教授、中国の上海交通大学外国語学院のファン准教授がそれぞれの国のジェンダーギャップや女性活躍の現況について報告されました。かつて留学生として本学で学ばれた3人が母国で大学の教員として活躍されており、嬉しくまた誇らしく思いました。
教育者として国内外で活躍されている方々の講演と、それらを基にしての活発な議論は、多くの示唆に満ちており、今後の女性リーダーの育成に大きな刺激と活力を与えるシンポジウムであったと思います。国ごとに男女格差のレベルや状況は異なっていても、今回のように互いに協力して、エンカレッジしあえること、そして本学も女子大学として、女性リーダー、そして男女格差社会を乗り越えられる女性を育成する責任の一端を担うものであることを強く実感し、考えさせられる貴重な機会でありました。
※第5回シンポジウム「女性は世界を変える」ポスターより