少し前ですが、100周年記念ソングとして作成された“For Our Dreams” が日経社歌コンテストで1位になりました。142作品の応募があったそうです。この100周年記念ソングの企画が提案された時から、学生と職員によるプロジェクト活動を見てきたので、ここまでよくやれたと感心し、嬉しく思いました。
後日、プロジェクトメンバーの学生から「大変なこともあったけれど、自分が成長できたことを実感した」というコメントがあり、また、下級生からは、上級生のすごさ(素晴らしい点)についても言及していたことが印象的でした。そして、このうちの何人かは、「第一志望でなくて入学したけれど、今では色々なことが体験できる本学で学べてよかった、他の人にも本学を是非勧めたい」と言ってくれ、教員冥利につきる言葉だと思いました。
また、食健康科学部の学生は、「自分はプロジェクト活動に全く参加をしてこなかったけれど、この100周年記念ソングのプロジェクトに参加してよかったと思う」と言っていました。食健康科学部はその専門性を活かし、「輝け☆健康『美』プロジェクト (H&B)」、通称H&B(Health & Beauty)という食と健康に関わる数々のプロジェクトを実施している学部です。この100周年記念ソングプロジェクトを通じて、興味を魅かれる企画は専門分野に限らず、様々な体験ができる仕掛けがあることも必要なのだろうと思いました。
また、大学職員は、学生の成長に関わりたいと思っている人が多いです。このプロジェクトに携わってくれた職員にとっても、嬉しい体験であったと思います。
開設30周年を迎える歴史文化学科では、学生プロジェクトによる企画展を図書館で開催し、記念誌を発行しました。記念誌には退職された教員や助手、卒業生からの寄稿があり、特別企画のインタビュー記事も掲載されています。懐かしい顔ぶれがならび、興味深い内容になっています。開設当時から歴史文化学科を知る教職員や在学生にも是非手に取って読んでみていただきたいと思いました。
次回以降でも紹介しますが、学生のプロジェクトチームが色々なところで活躍しています。100周年記念ソングプロジェクトのように、コンテストやコンペで受賞するチームも増えているようです。このように目に見えるかたちで学生の努力の成果が実るとやはり嬉しく思いますが、プロジェクト活動を通じて何か得るものがあり、自分自身の成長や達成感を実感できることが最も重要と思います。大学ではそのような成長の機会をたくさん用意しているので、学生には積極的にチャレンジしてほしいと思います。
(100周年記念ソング制作に向けた学生と職員の会議風景)
(歴史文化学科プロジェクトメンバーと記念撮影)