今夏のベトナム調査

もう冬が間近に迫っていますが、今年8月に実施したベトナム・ホイアン調査の話をします。学生たちと世界遺産の港町ホイアンで考古学調査を実施しました。そして、ホイアンの海上に浮かぶチャム島にまで足をのばしてみました。この島は、近年まで外国人の立ち入りを制限してきた島です。おそらく、本学の学生が外国人学生として、はじめての上陸であったと思います。島を踏査すると大量の中国陶磁器が拾えました。14-15世紀のものであり、往時の南シナ海交易の様相を垣間見せるものでした。学生たちにとって、現地で歴史を語る資料を発見し、

貴重な体験になりました。