原爆関連書籍の整理会がはじまりました!

原爆被害者団体の史料を整理する被団協文書整理会を2013年度から続けてまいりました。約50名の学生の作業のもと、史料整理は順調に進んでおりまして、もんじょ箱の数も90箱を超えています。この夏も1年生を中心に多くの学生が名乗りをあげてくださって、生の史料に触れる良い機会となっています。

被団協文書整理会は港区で作業をおこなっているのですが、整理済みのもんじょ箱は順次南浦和の倉庫に移されて、保存されています。

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ところで、史料ではなく書籍にも、自費出版や少数しか発行されていないものなど貴重なものが多数あります。そうしたものも整理・保存しておく必要があるだろうとのことで、その南浦和の倉庫の片隅を利用して原爆関係の書籍整理会がはじまりました。

8月29日に学生と一緒に参加してきたのですが、各地の研究者や運動家のみなさんから寄贈された本の山。原爆関係の書籍が中心になりますが、平和運動に関する資料や空爆に関する資料なども多数ありました。

当日は、まず作業スペースの確保と本棚の組み立てから・・・。

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そして社会学の立場から原爆被害を長年調査なさっていらした濱谷正晴先生のご指導のもと、大量の本を分類する作業がスタートしました。

 

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写真に写っているのは、原爆に関係する小説などです。参加した学生は慣れてくると、だんだん本の分類もできるようになってきたとのこと。

作業スペースの関係上、あまり多くのかたをお誘いすることはできないのですが、これからも息長く協力していきたいと思っております。ご興味のあるかたは松田までご連絡くださいませ!