旅の話

 みなさん今日は。いかがお過ごしでしょうか。歴史文化学科の渡辺伸夫です。民俗学を担当しています。

 私は若い時から一人旅が好きで、暇と金さえあれば、旅をしていました。金のない時はヒッチハイクもgood
 そんな学生時代の旅想い出をひとつ。
  ワナー ウランチャー ハミンシャイダ
これはある島の方言です。何と言っているかおわかりですか。答は“I love you”です。
これは相手が年下の場合で、年上の人であれば
  ワナー ウレー インチャー ハミンシャイダ
となります。鹿児島県の最南端、与論島の方言なのですmist
大学3年の夏休み約1カ月間を奄美の島々で過ごしました。与論島には1週間、島の若い娘さんから教わりました。暑い日射しを避け、ガジュマルの樹下で、方言をいくつもノートに書きとめましたbook pencilあれから50年、ノートはいつの間にか失くなり、今覚えているのは、上の2つと、下記の2つだけです。
  ハニ フワーチ タバリ (お金を下さい)moneybag
  ビッチ タバリ (お座り下さい)chair

サンゴ礁に囲まれた南の小さな島。今では飛行機で行ける観光の島ですairplaneもう一度訪ねてみたいという気持ちと、私の記憶の中にある与論島を大事にしまっておきたいという気持ちが揺れています。遥かに遠い与論島です。
 みなさん、学生時代に想い出に残る旅を是非してみて下さいwink