その後、いかがお過ごしですか

在学生、卒業生、そして入学予定の皆さん、いかがお過ごしですか。木下亮です。

今回の震災で、直接あるいは間接に、被害に遭った方もいらっしゃるのではないかと思います。心よりお見舞い申し上げます。一刻もはやく、安全な生活が戻ることをお祈りするばかりです。

昭和女子大学では幸いなことに、特に大きな被害はありませんでした。ただ歴史文化学科の先生たちは研究室にたくさんの本を運び込んでいますので、本棚が倒れたり、本が床に散らばったりで、後片付けが大変でした。研究館の7階はとりわけ大きく揺れたそうで、被害甚大だったそうです。

卒業式をはじめ予定されていた行事が中止や延期になり、現在は教員も助手もその対応に追われています。とくに卒業パーティーのために長い期間準備をしてきた4年生には、ホテルでのパーティーが中止となり、大変かわいそうなことをしました。今度の卒業生には率先して混乱した社会を立て直す中心的な存在になってほしいと期待しております。彼女たちにとって、忘れられない学生生活最後の春となりそうです。

私たち教員も、新学期から皆さんにきちんと授業ができるようにもうしばらく努力を続けなければなりません。皆さんも、元気な姿を見せに来てください。