はじめまして!修士一年の萩原です。
今回は研究の調査のために見に行きました、春日若宮おん祭の様子をご紹介致します
この春日若宮おん祭は、奈良県の春日大社の摂社、若宮神社のお祭りで、平安時代から続いています。現在は重要無形民俗文化財に指定されています。
12月15日から18日に行われ、私は17・18日に行ってきました!
17日はお渡り式とお旅所祭を見ました
お渡り式は午後12時からで、行列は興福寺前から出発し、JR奈良駅付近で折り返し、三条通りから一の鳥居を抜けて、お旅所まで歩いてきます。
朝一に奈良へ向かったので、お渡り式の前に15日に大宿所祭が行われた大宿所を見ました。
左は大宿所祭の時の懸鳥です。見に行った時にはもう供物はありませんでした。
右はお渡り式に参加する人たちが準備をしていたところです。鮮やかな甲冑が素敵ですね~
その後、お渡り式の出発の前に待機している所と出発を見送り、一の鳥居を抜けたところで行列を待ちました。
まずは、出発前の写真です。
次に、一の鳥居を抜けた後の写真です。
左は日使、右は巫女です。
写真で見ると馬に乗っている姿は格好が良いのですが、実際は馬が興奮していて落ち着かせるのが大変そうでした
また、「影向の松」の前を通過する際に、陪従・細男・猿楽・田楽などは舞や芸能の一節などを演じてからでないと、お旅所に入れないことになっています。
この写真は田楽が演じているところです。
私はお旅所祭を良い場所で見るために移動してしまったので見ていませんが、流鏑馬や競馬も行っています。
お旅所祭は午後2時半から午後11時近くまで行われ、巫女による神楽や東遊、舞楽などが舞われます。
巫女の神楽は柵の外からだったので、腕を伸ばしてなんとか写真を撮ることができましたが、自分の目では人の頭でほとんど見えませんでした
神楽が終わった後にお旅所の中で見ることができました。写真左は細男、右が神楽式です。
この日はとても寒い日でした 大谷津先生と御一緒していたのですが、私はあまりの寒さに耐えられず、午後8時ごろにリタイアしてしまいました…。
自分の研究に使う写真などは撮れていたのですが、やっぱり舞楽の仮面舞が見たかった!泣
大谷津先生は神様がお帰りになるまで見ていたそうで、後で映像を見せていただきました。お旅所祭で舞われた舞いを最初から最後までビデオに収められたそうです。貴重な映像ですね!
おん祭に関係のある所を回ってきました。
私は結局この寒さにやられ、後日風邪をひきました…。これからもっと寒くなりますので、皆様も風邪などにはお気をつけください。
以上でおん祭のご報告を終わります。修士一年の萩原でした~。