お昼にしましょう

 皆さんは、お昼ゴハン、どうしてますか。
 私は、ソフィアのどんぶりが多いのです。妻がお弁当を作ってくれる日、
大学が休みで食品スーパーでおにぎりと鶏肉野菜サラダの組み合わせで、
済ませる日以外は、ソフィアで丼ものを買って来て、博物館学芸員室で食べるのです。
 テイクアウト用の入れ物もありますが、私はもっぱら自分の弁当箱を持参して、それに
入れてもらいます。決まって、「ご飯少なめにして下さい」と言います。オジさんですから
メタボに気を付けているのです。
 弁当箱は3種あって全て漆塗りです。写真を見て頂ければ分かるとおり、角形2箱、
丸形1箱です。その日の気分で、好きなのを選びます。
 漆塗りの中身は木ですから、中に入れてもらったご飯、時にはヌードルの温かさが
手に心地よく伝わります。紙パックでは熱すぎる場合がありますし、発泡プラスチック
だと中の熱さが伝わらずに、いきなり口に含んでやけどをすることもあるほどです。
その点、漆塗りの弁当箱は暖かさが外に伝わり、又適度な断熱性もあって、
部屋に持ち帰ると丁度食べ頃です。
 自宅でもみそ汁は漆塗りの椀で頂きます。食器は長持ちするので、是非日本の職人さん
が作った食器を使って下さい、できれば漆塗りの食器を。プラスチックのではなく。
 大体、塗り物の食器を現代まで使い続けている民族は、世界中でも珍しいのでは
ないでしょうか。

弁当箱3種。右の黒い定規は10cm。