歴史文化学科で東南アジア考古学を研究している菊池誠一です。
年末の12月20日~27日、ベトナムとラオスに行ってきました。ラオスは、今回初めての訪問であり、とくに国立博物館所蔵資料の調査を実施しました。ハノイのノイバイ空港からラオスのビエンチャン空港まで1時間たらず。市内は、ベトナムの喧噪と比べると静かで時間がゆったりと流れていました(写真)。大河メコンは乾季のため水が少なく、対岸のタイの町並みも身近に見られました(写真)。博物館所蔵の資料の中に、17世紀後半に日本から輸出された肥前磁器(伊万里焼)もあり、東南アジア内陸部のこの地域まで、日本との交流・交易を示すモノが遺跡から出土していることに深い感動を覚えました。また、発掘現場も視察しました。学生の皆さん、ぜひ東南アジアの国々に旅をして、その歴史や文化、風土を体感して下さい。
ラオス市内
メコン河、対岸はタイ