諏訪原遺跡発掘調査だより、第3弾をお届けします。
8月5日から開始した調査も後半に入りました。今日は、今回の調査の目玉の一つであるPJ4号住居址から出土した土器を紹介します。
この写真は縄文時代中期の深鉢(ふかばち)です。PJ4号住居址が埋まってから埋設された土器のようです。したがって、住居の時期より新しい可能性があります。
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この土器の最大の特徴は口縁部に刻まれた「三叉文(さんさもん)」です。この文様は「勝坂式土器」に特有の文様です。下の写真をご覧下さい。
また、本日この土器を取り上げたところ口縁部下にも三叉文が刻まれていました(こちらは写真ありません)。
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この土器について現場で山本先生から解説していただきました。
出土した状態を見ながら説明をきくことが出来るのは現場ならでは、です。
こんな発見があると、暑さでへとへとになりつつもワクワク
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調査の様子はこんな感じです。とても男前の女子たちが頑張ってます。
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ここで発掘あるあるを一つ。
発掘あるあるその1 軍手マジック
【意味】軍手をしていると何でも出来る。もしくは何でも触れる。力仕事、土を触る、虫を退治するなどなど。
第4弾もお楽しみに!