【歴文生による授業紹介シリーズ】日本近現代史料解読 [2014年05月14日(水)]

みなさんこんにちは。歴文2年生のN.I.です。

大型連休も終わり、そろそろ授業に慣れてきた頃でしょうか? 歴文ブログでは【歴文生による授業紹介】をはじめることになりました。歴史文化学科が気になる受験生の皆さんや今後の履修に迷っている歴文生のみなさんは、ぜひ参考にしてくださいね。

今回ご紹介する授業は、松田忍先生の「近現代日本史料解読」です!

この授業は明治時代に政治家たちの間で取り交わされた手紙を受講者全員で読み解きながら、その内容をまとめていく、実習系の授業。最大の特徴は、学生たちで史料の「謎解き」をしていくことです!

毎回授業中に違う手紙を読み解いていくのですが、読んでいると必ずと言っていいほど、その手紙だけではわからない謎が出てきます。ここに書いてある○○って誰?この電報って何?などの謎を学生たちで調査していき、その結果を報告するのがこの授業の面白いところです。

受講している学生からも、「史料解読は苦手だけど楽しい!」「フレンドリーな雰囲気で楽しく史料解読の知識を学べています」と評判です。

(とある日の授業の後、担当の松田先生にお話を伺いました)

松田先生(以下、先生)「おつかれさん!堂々と報告できてたじゃない」

――今日はありがとうございました。やっぱり壇上に立って発表するのは緊張しますね。

先生「いやぁ、ポイントを押さえたいい報告だったよ。今回の報告の準備で苦労したのはどんなところだった?」

――当時の政治情勢の調査ですね。まさかロシア史を調べることになるとは…(笑)

先生「Iさんの担当する手紙は外交のことに触れていたから相手国のことも調べないとね。でも授業の合間をぬって国会図書館行って、謎の人物『ヲーガク少将』が誰なのかを突き止め、日本とロシアと清の微妙な駆け引きを説明できたのは、ワンポイントゲットだったよな。それから相方のNさんが『皇后が病気で・・・』という謎の電報の現物を探し当てたのはお見事でした!全部の謎が解けて気持ちいい報告だったね 😆 」

――高校までの教科書には絶対乗ってないような重要人物がたくさんいるのがわかって新鮮でした!

先生「歴史っていうのは調べれば調べるほど広がるからね、そこがまた面白い。」

――さて、今日の授業の話はこのあたりにして、そろそろ本題に。先生が考えるこの授業のねらいを教えてください。

先生「この授業は受講者の皆さんが、明治時代の手紙の「お宝鑑定」をして、一つ一つの手紙の見どころを紹介できるようになることを目指しています。史料の見どころを正確に理解する力は歴史を研究するための土台となる重要な力だからね!日本近現代史ゼミに入りたいかなぁと漠然と思っている1年生、2年生に取って欲しい授業だね。」

――参加型の授業なので、先生と学生との距離も近く感じますよね。学生に求めることはありますか?

先生「こういう実習系の授業は雰囲気が楽しくないとつまらないので、音読する時は元気良く、書簡の謎を解こうとするときには一生懸命に考えて、間違える時には豪快に間違える(笑)という具合に積極的に絡んで欲しいなと思っています。自分が授業を支えているんだという意識があるといいね!」

みんなでつくる授業を目指しています

――なるほど。今年使っている史料はどんな意図で選んだんですか?まぁ、授業ですでに聞いて知っているんですが(笑)

先生「いちおう、そこは松田の口から語らせてくれ笑 毎年いろいろなテーマを決めて、たくさんの手紙を読んでいるんだけど、今年のテーマはね、日露戦争開戦直前の「日露開戦か?避戦か?」で緊迫した数ヶ月に、当時の総理大臣だった桂太郎が書いた手紙と受け取った手紙をとことん読もうぜってノリでやっています。そうすることで、戦争直前の国家機密がわかり、首相とか元老の焦りと決断が手に取るようにわかるようになるからね。生々しい歴史に触れられるというのは近現代好きにとってはたまらないんじゃないかな?!」

――そうですね。でも、日露戦争じゃなくて、幕末とか戦時期とかが好きな学生もいると思いますが楽しめますか?

先生「日露戦争に興味がなければつまらないかというとそんなことはないと思うぞ!手紙を読み解く時には、手紙に登場するたくさんの人物の関係を読み取る必要があるんだけど、この授業では、手紙を一文一文解説しながら人物相関図みたいな図にまとめて、わかりやすくするようにしています。最初は意味不明だった人間関係を少しずつ解きほぐして理解することって、それ自体すごく知的で楽しい作業だよね!パズルを解いてるみたいな気分。これは絶対にハマるはず!!!で、この授業で身につけた史料読解の方法、つまりパズルの解き方を使って、あとは自分の好きな時代を好きなだけ研究していけばいいんだよ

 

手紙を一文一文現代語訳しながら、こんな感じに人の動きをまとめていきます。歴史が徐々にあらわに!

――たしかに、謎が解けたときの爽快感はやみつきになりそうですよね。前期と後期では取り扱う内容が違うと伺いましたが、後期はどんなことを?

先生「後期は原敬日記を教材に使って、筆で書かれたくずし字を読めるようになろう!という内容だよ」

――さいごにブログ読者の方に一言、お願いします。

先生「いつもご覧いただきましてありがとうございます!受験生の皆様はぜひ一度オープンキャンパスにおこしください。在学生の皆さんはぜひこの授業とってみてください。楽しいぞ~♪」

いかがでしたか?興味を持たれた方は是非受講してみてくださいね~!

(N.I.)

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