新規開設「伝統芸能実習」について大谷津先生のお話をうかがってみました [2014年06月11日(水)]

こんにちは、松田です。ムシムシして参りました。季節の変わり目のこの時期、風邪っぴきの学生さんも多いようですが、みなさまお元気にお過ごしでしょうか。

さて、本日は、この夏いよいよ始まる集中講義「伝統芸能実習」について、ご担当の大谷津先生にお話しをうかがってみました。  すでに歴文ブログでも紹介していますが、「伝統芸能実習」は実物の人形を使って、人形浄瑠璃の一場面を学生たちで実際に演じてみようという体験型の授業です。

松田忍:いよいよこの夏から「伝統芸能実習」の授業が始まりますね~。大谷津先生から何回かお話しは伺ったことはあるんですが、「伝統芸能実習」は構想何年でしたっけ?2年?3年?

大谷津早苗先生:いやいや、最初にこの授業をやりたいなと思ったときから考えると、構想5年ですね。

松田:5年間ですか!授業を準備するにあたって、どんな苦労がありましたか?

大谷津:やはりモノですよ、モノ。カシラを揃え、衣装を揃え、手足を揃え、毎年少しずつ必要な道具を揃えていって、5年かけてようやく一場面できるだけの道具が揃いまし。古いカシラを再現して、再び作るということ自体が私の研究対象だったわけですけどね。

松田:そう考えるとイケメン君たちも満を持して登場!という感じがしますね。

↑ ↓ 表情豊かなイケメン君です。実際に操ってみたくないですか!?

松田:そういや人形浄瑠璃は黒子を着て操作するんですよね?

大谷津:そうですよ。だから黒子も注文して買ってありますよ。

松田:学生たちが黒子になるんですね笑 「伝統芸能実習」は何年生にとって欲しい授業ですか?

大谷津:1年から4年までどの学年の学生に受講してもらっても大丈夫だと思っています「伝統芸能実習」は「日本芸能史」や「芸能史基礎」と関連の強い授業ですが、「日本芸能史」や「芸能史基礎」で人形浄瑠璃の背景を学んでから「伝統芸能実習」で実際に演じてもらってもいいですし、逆に先に「伝統芸能実習」を体験してから座学の授業を取ってもらってもいいかなと思います。特に「芸能史基礎」では下中座の方への聞き書き調査などもやっていますので、あわせて受講してほしいですね。

松田:今回ご指導いただく下中座というのは?

大谷津:国指定の無形重要文化財でもある相模人形芝居をなさっている、小田原の5座があるのですが、そのなかの1座です。下中座には、今までも「伝統文化の現場」で、学生たちに人形遣いをご指導いただいていたのですが、今回は5日間連続で本格的にご指導をお願いすることになりました。

松田:なるほど、とてもありがたいお話しですね。集中講義なので8月4日から8日までの5日間にわたって、2限・3限・4限の連続講義を受けることになるのですが、どんな感じで勉強を進めるんですか?

大谷津:午前中(2限)は座学で人形遣いについてレクチャーを受けます。そして午後は3限・4限を使って、実際に人形を動かしてということになります。

松田:濃密な5日間になりそうですね!実際に授業を受けてみるとどんな力がつきそうですか?

大谷津:普段勉強する人形浄瑠璃というのは鑑賞する側の視点が中心になるわけですが、「伝統芸能実習」を受けると「演じ手からの視点」を獲得することができます。芸能を学ぶ上で、とても貴重な経験になると思いますよ。

松田:これは是非学生たちに受講してほしい授業ですね!大谷津先生、どうもありがとうございました。

大谷津先生とお話しした後、人形の持ち方を知っている助手さんに教えていただいて(そういうことを知っているスタッフがしれっといるところが歴史文化学科の奥深さでもあります笑)、松田もちょっとだけ持たせてもらいました。下の写真、ただ人形と並んで撮っているだけのように見えますが、実は少し浮いています。お、お、重い!!

「伝統芸能実習」の授業登録は6月20日まで。

研究館5階教授室で受講申し込みを受け付けておりますので、興味のある学生は今すぐGO!!

(松田忍)