諏訪原遺跡発掘調査【第2弾】

前回に引き続き、日本考古学ゼミの4年生ですwink 

今回は前半発掘調査に参加した1~4年の学部生、院生、留学生の方々にインタビューをしてみましたkaraoke
 
 
Q1.発掘に参加してみてどうでしたか?
≪1・2年生(初参加)≫
・初めての発掘で土器や黒曜石が出てきて嬉しかったけど、その後図面の作成などがあり、学校の勉強会で事前学習をしていたが、現場での作業は予想以上に大変だった。掘って終わりじゃないと改めて実感した。
・宿舎のご飯が美味しかった!
・土嚢運びなどの力仕事があって疲れたけど、楽しかった!
・宝探しみたいだった。
≪3・4年生≫
・自分が掘った所から土器が出てくるのが凄く嬉しいし、楽しい!
・力仕事に加え図面等の細かい作業など、毎日体力を消耗するけれど、自分の手で遺物を出土させるという事自体が一番の元気の源なので、疲労よりも期待や楽しさが勝っていた。
・発掘調査は「発掘をやりたい!」という人の集まりなので、現場の作業以外でも意気投合することが多く、皆で何かをやるという楽しさがある。
・昨年度は後半組として参加したが、今年度に前半組として参加したことで、昨年自分が掘った箇所を引き続き掘り進めることができたため、継続して参加した甲斐があった。
≪留学生≫
・現場では一生分の汗をかいたと思う。整理作業で土器の拓本をしたことはあったが、現場で本物を見て「本当に出るんだ~!」と驚いた。
・私たちが普段歩いているような地面の下から遺跡が出てきたことに感動した。
・昔の人はとても美しいもの(細かい土器の文様など)を作るからビックリ。
≪院生≫
・新しい所を発掘し、出したから(一昨年から遺跡内の発掘場所が変わった)続きをやりたい、もっと新しい事を知りたいと思った。
・座学とは違う楽しさが発掘にはある。実際にやってみる事で、授業の内容を実感出来るのが発掘調査の何よりもの醍醐味。

Q2.どうして発掘調査に参加してみようと思いましたか?
≪1・2年生≫
・学内に置いてあった昨年度の調査概報を見て面白そうだと思った。
・元々考古学に興味があって、発掘に行きたいと思っていた。昭和女子大学を選んだのも発掘調査に参加できると聞いていたため。
・普段出来ないことだから、やってみたかった。
・発掘と聞くと自分とは遠い世界のように感じてしまうが、自分でも参加できると知ったから。
・祖母の家の近くに岩宿遺跡があって、よく遊んでいたから興味が湧いた。
・大学に入学して、新しいことに挑戦してみたかった。
≪留学生≫ 
・小さい頃に、中国のTVで日本のお寺の修復作業を見て感動して、日本で文化財に関する勉強をしたいと思っていた。
・元々世界の考古学に興味があって、留学したら発掘調査に参加してみたいと思っていたので、実際に日本に来て発掘調査に参加し、その夢が叶った!
 
Q3.未来の後輩へひと言
≪3年生≫
・ちょっとしたきっかけでも良いから、興味を持って参加してみてほしい。考古学に限らず、歴史好きの皆さんにとっては絶対に楽しい調査になるはずなので、来年はぜひ一緒に発掘しましょう!
≪院生≫
・ちょっとでも興味を持ったら来て欲しい!
・授業とは全然違い、実際にやってみないと分からないことが沢山あるので、ぜひ来年は現場に来て歴文生の標語である「手で考え、足で見よう」を実践してみてほしい。

 sunまた、最後に大学院の先輩方にみなさんが一番気になっているであろう質問をしてみましたsun  
 Q.土器と礫(石のこと)の見分け方はありますか?
・泥を落としてみて文様があるなら土器。文様がなくても割れ目からある程度の推測はできる。
・土器であれば裏になで跡などの製作時の痕跡が見られる。

Q.礫と石器の見分け方はありますか?
・石器であれば加工した後に何の用途のために打ち欠いたのかを見ることで判別ができる。
 
学生・院生の生の声を聞いて少しでも興味が湧いた方は、ぜひ来年度の第9次発掘調査に参加してみてください!
以上今年度参加の4年生からでした~ happy02heart04
 
 
参加した皆さんお疲れ様でしたshine