深まる秋に [2015年11月27日(金)]

歴文の比較女性史論演習を担当している掛川典子です。毎朝銀杏の落ち葉を踏みしめて登校しています。学内には晩秋の風情が漂っております。研究館5階の窓からは、日ごとに濃くなる昭和の泉の周りの木々の紅葉が美しいです。

20151115先日の秋桜祭では、たくさんの歴文卒業生が歴文サロンを訪問してくれて、嬉しかったです。皆たくましく成長して見えました。ベビーカーのお子さん連れの方も複数。なかには三人のお子さんのお母さんで、ばっちり常勤職のお仕事も続けている懐かしい顔もあり、話に花が咲きました。北海道で研究を続けている卒業生にも会え、エネルギーを分けてもらいました。また来年も誰に会えるのか、楽しみです。
校門を入ったとたんから秋桜祭委員をしている歴文生に会ったのをはじめ、学内至る所で、在学生が活躍してくれておりました。掛川ゼミの三年生が2名ファッションショーのモデルにスカウトされていたので、見に行きました。とっても素敵で、可愛かったです。またゼミの四年生が競技ダンス部で活躍しているので、これも新体育館に見に行きました。さすがに貫禄の四年生ですが、想像を絶する余りのかっこよさにびっくり。いやー素敵です。中国からの留学生の7弦の琴の演奏も、深い精神性が感じられる貴重なものでした。自然と一体となって対話するような趣の奏法で、岡倉天心の『茶の本』にあった桐の木と琴の話を思い出しました。たしか映画の三国志では諸葛孔明も琴を弾いていたのでは。2.3年有志による歴史クイズの部屋もあり、西洋美術史の学生による「サンチャート」もあり、民俗学研究会の発表もあり、みな大活躍です。ご苦労様でした。

20151114-1115

左から秋水閣、おいでよ!歴文の森、Sanchart

11月19日の夕方には女川ランタン祭が開催されました。東日本大震災復興支援のプロジェクトです。研究館のすぐそばの昭和の泉と紅葉庵が会場でしたので、少しでも、「忘れない」という思い・祈りをつなげられたら、とランタンの照らす道を2周して歩いてみました。

最近国内の某大学図書館から、何年も前に科研費を頂いた研究の報告書の複写依頼をいただきました。修士論文の執筆のためにどうしても読みたいという院生がいらっしゃるということでした。私のささやかな研究が役に立つのであればとても嬉しいことです。以前も某大学の研究会で、そこの院生の方から、私の論文を読んでいると言って頂いたことがありましたし、全く思いがけないところで名乗ったら知らない方に、もう絶版になったマイナーな著書を読んで勉強したと声をかけられたこともありました。もう私はすっかり白髪になり、友人たちもぞくぞく退官していますが、研究は若い世代に言葉を通して繋がっていくようです。もう少し頑張ってみます。