諏訪原遺跡発掘調査の準備講習会!

こんにちは、松田忍(日本近現代史担当)です。

ここ数日、昭和之泉のほとりに、考古学系の学生たちの怪しい人影が・・・。

じゃじゃん!こんな感じです。

この機械は以前歴文ブログでも紹介したのですが覚えてますか?こちらです。光波測距儀です。昭和女子大学の発掘現場で活躍する道具でして、発掘された遺物の高度と場所をミリ単位で記録する優れものの機械なんです。

考古学を専攻する学生たちの卒論や修論の話を聞いていると、石器や土器がどのような位置関係で発掘されたかが、分析の重要な材料になる学問なんだなということは分かります。だから光波測距儀の扱いに習熟することは非常に大切なことなんだろうなと思います。

ただその使い方にはコツがあるそうでして、発掘現場に行ってから練習していたのでは時間がもったいない。だから世田谷キャンパスにいるうちに、先輩から後輩たちに、使い方を伝授しているそうです。つまり怪しい人影は光波講習会の模様でした。奥の方で棒を持って立っているSさん(4年生)はここのところ、連日後輩を指導しているそうですよ!

そして測距儀を覗き込む真剣な眼!

大事なことをなんでもかんでも先生から教えるのではなくて、先輩から後輩へと伝授していくのが昭和女子の考古学の流儀。

だからこそ縦の絆がとても強い!そして各地の教育委員会などで、仕事として発掘に従事するOGたちもたくさんいらっしゃいます!

昨日学科の教職員の懇親会があり、環境考古学の授業を担当して頂いている佐々木由香先生とお話しする機会がありました。佐々木先生によりますと、昭和女子の考古学出身で結婚するOGがいると、上から下まで10歳以上違う代の先輩後輩が集まって、ワイワイとお祝いするそうですよ!

私は歴史学をやっている人間で門外漢ではあるのですが、昨年発掘現場を冷やかしに行って参りまして、考古の現場は厳しさと楽しさがコインの両側のように存在している場所だなぁと思いました。

考古学に興味のある受験生の皆様!昭和女子の考古学の輪に入ってみませんか!?充実した大学生活が過ごせると思うぞ~!