こんにちは、松田忍です。
現在、国立歴史民俗博物館では特別展「身体をめぐる商品史」を開催中です。
先日4年ゼミ生のHさんが見学にいき、企画内容がとても充実していたとの話を聞きました。そこで、昨日は3年ゼミ生に声をかけて、一緒に見学して参りました。
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あまりみたことのない展示物も多く、学生ともども感嘆の声を上げながら見学いたしました。重要キーワードを掲げるならば「身体」「消費」「科学」でしょうか?
特別展の最初の方では、消費する、あるいは浪費する後ろめたさを払拭するように、人々の消費に対する欲望を百貨店がかきたてていったことが示されていました。
またレジャーの歴史では、スポーツ用品の販売に百貨店が重要な役目を示していたことや、「体力」を重視する思想と結びつつ、スポーツや体操が普及していったことが、これまであまり見たことないような史資料を用いて紹介されていて、これまたとても興味深かったです。
さらに現在研究が進みつつある化粧品の展示についてもとても充実していました。
当初の化粧品においては、男女が同じクリームを用いて、肌の調子を整えることが想定されていたことが紹介されていたり、歯磨きの習慣を普及するために、子どもたち数万人を1ヶ所に集めて、大規模な歯磨き大会を開催するポスターがあったり、と非常に面白かったです。
それにしても歴民博は広い!みなさん、歴民博訪問ははじめてとのことで、2時間半かけて、じっくりと特別展と第6展示室(現代)をみてまわりました。
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せっかく佐倉までいったのに、直行直帰では悲しいよねということで、お昼は印旛沼の「うなぎ街道」近くのお店で贅沢にうなぎ!!今回の遠足の目玉イベントであったこともあり、「上うな丼食べる人?」の問いかけに全員の手が高らかに挙がります笑
歴民博をゆっくり見て歩いたので、お腹はぺこぺこ。大半が大盛りを頼み、あまりの空腹っぷりに、みんな黙々とうなぎを堪能しました笑 外はカリカリ、中はホクホクの最高の焼き加減でおいしかった!!
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そのあとは房総のむら・風土記の丘資料館にいきました。
雨が降ってきて、もの淋しい雰囲気とはなりましたが、たたみコースターづくり体験をしたり、考古資料を見学したり。
房総のむら近辺にはおびただしい数の円墳・前方後円墳が存在しており、埴輪などの出土品も豊富で楽しかったです。
写真のナウマン象は印旛沼から発見されたナウマン象親子の復元骨格(子象)だそうです。
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3年ゼミ生は、今後もいろいろなイベントを企画しているようです。人文系の研究は個人作業になることが多いのですが、研究の辛さ・楽しさをわかり合ってる仲間同志で仲良くいろいろなところにいくのは本当に楽しいですね!今後ともよろしく!