こんにちは、松田忍(日本近現代史)です。
日本青年館が所有する資料の整理への協力をはじめました。
日本青年館は、1925(大正14)年の設立以来、全国の青年団活動や青少年活動の拠点の1つとして活動してきた組織であり、宿泊施設もあります。今回職員のかたと密にお話しする機会を得ましたが、特に、日青協が主催する全国青年大会のときには、全国から集まってきた「働く若者たち」がお互いの想いを夜を徹して語りあい、エールを送りあう場として、大きな盛り上がりをみせてきたそうであります。まさに、戦後の若者の「歴史」が詰まった場所なのですね。
その日本青年館が今大きな転機を迎えています。
2020年の東京オリンピックにむけての国立競技場建て替え計画にともない、1979(昭和54)年以来用いてきた施設を立ち退くこととなり、新・日本青年館を建設して再出発する必要が生じたのです。古い建物同様、新しい建物にも資料室はあるのですが、スペースに限りがあります。この機会に、日本青年館が責任をもって次世代に伝えていくべき資料とは何なのかを問い直し、必要性の低い資料を思い切って廃棄し、本当に必要な資料を収集するための礎を築くことが考えられています。
日本青年館資料はダンボール箱にして2000箱(!)に及ぶ、巨大な史料群です。作業は継続的に進めていく必要があります。
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昨年末から職員の方と相談しながら準備を進めていたのですが、2017年2月から具体的な整理作業にはいりました。歴文生からボランティアを募集して、お手伝いをいたしております。
非常に大きな意義のある仕事ではあるのですが、作業内容は、地味&地味です!笑 作業場所となる倉庫のなかで、ダンボール箱を開いて資料を出し、整理して、今度は戻して箱を閉じ……。
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現在は書籍の整理をやっています。一冊一冊を手に取りながら、ルールに従って、仕分けていく。
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こんなにも地味な仕事なのですが、参加学生の意欲は高いんですよねぇ!今まで見たこともない書籍に触れることを心から楽しみながら、作業している学生たちをみると、古い物への愛着をもっている歴文生っていいなぁと思います。
2017年の夏まで作業は続く見込みです。ご興味がある方は、松田までご連絡をお願いいたします。募集がかかり次第、情報をお知らせいたします。