新生・人間文化学部まもなく始動!!

2017年度から学部構成が改組され、昭和女子大学人間文化学部は、日本語日本文学科(日文)と歴史文化学科(歴文)の2学科体制でスタートいたします!!

学部改組にともなって、2017年4月入学生から「人間文化学部クロスオーバープログラム」も完全リニューアルして再出発します。日文と歴文はともに人文科学系の学科であり、共通する土台を数多く持っています。日文・歴文両学科の強みをお互いにだしあい科目を提供し合うことにより、より深い教養を身につける学びができるように工夫されたプログラムが「人間文化学部クロスオーバープログラム」であります

では具体的なプログラムの内容をみてみましょう!

たとえば日文と歴文が開講する下記の科目群から5科目を学科をまたがって履修し、一定の履修条件を満たせば「王朝絵巻の世界」プログラムをマスターした認定を受けられます!

  • 日本文学Ⅰ(古典B)/源氏物語(日文)
  • 日本文学Ⅱ(古典B1)/枕草子(日文)
  • 日本文学Ⅱ(古典B1)/伊勢物語(日文)
  • 世界の中の日本文学A(日文)
  • 日本服飾史(歴文)
  • 日本古代史(歴文)
  • 日本古代史特論(歴文)
  • 有職故実(日文・歴文同時開設)

日文では文学作品としての絵巻の世界をしっかり学びながら、歴文では貴族たちが身にまとっていたきらびやかな服飾の知識を習得し、さらには貴族たちの背後にある政治的な動きも専門的に学ぶ。平安時代の歴史が好きな人にとっては最高の学びの環境ではないでしょうか!?

また他にも下記の科目群から条件を満たして履修すれば「近世江戸を歩く」プログラムのマスターに!!

  • 日本文学Ⅰ(古典D1)/江戸の旅(日文)
  • 日本文学Ⅰ(古典D2)/江戸の恋(日文)
  • 日本文学Ⅱ(古典D1)/江戸の芝居(日文)
  • 日本文学Ⅱ(古典D2)/江戸の怪談(日文)
  • 日本近世史(歴文)
  • 日本美術史特論(歴文)
  • 日本建築史(飛鳥から江戸)(歴文)
  • 史料解読(歴文)

このプログラムもなかなか魅力的ですね!文学作品のなかにある江戸の人びとの生活を日文で学びつつ、美術や建築を含めて、歴史としての近世を歴文で学ぶ。それぞれの学科の学びがいろいろなところでつながってくると思います。歴文からは近世史の専門家である野口先生、近世美術史の専門家である鶴岡先生の科目などが提供されていますよ。ワクワクしますね!

もう一つ紹介しましょう!伝統芸能を極めたければ下記の科目群を中心に履修してください。「日本の芸能を知る」プログラムをマスターした認定が受けられます!

  • 日本文学Ⅱ(古典A)/古代歌謡(日文)
  • 日本文学Ⅱ(古典C2)/室町小歌(日文)
  • 日本文学Ⅱ(古典D1)/江戸の芝居(日文)
  • 日本の演劇(日文)
  • 日本芸能史(歴文)
  • 演劇文化論(歴文)
  • 日本芸能史特論(歴文)
  • 茶道文化史 (歴文)
  • 伝統芸能実習(歴文)

歴文だけでも充実している芸能史のプログラムですが、日文で開講されている歌謡芸能などの科目とあわせて履修することで、さらに深い学びが可能になります。

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人形浄瑠璃の実演を学ぶ、人気の授業「伝統芸能実習」もプログラム対象科目に!

日文と歴文の科目を融合したプログラムは全部で7つ開かれます。上で例として示した「王朝絵巻の世界」「近世江戸を歩く」「日本の芸能を知る」に加えて、「仏教のこころとかたち」「ジェンダーの世紀」「現代の文化のくらし」「異文化とことば」があります。いずれも日文と歴文をまたいだ新しい学びのスタイルを提供します!

このようなプログラムが開講できるのも、歴史文化学科が単なる「史学科」ではなく「歴史文化学科」であり、過去を生きた人びとがつむぐ文化も含めた幅広い「歴史」を学ぶ学科だからなのですよ!大学の授業が多すぎて、どんな風に専門科目と教養科目を履修していったらいいか分からないという方も、履修方針を決めるときの参考にして下さいね。

新しいクロスオーバープログラムは2017年度入学生からが対象となります。詳細な履修条件につきましてはガイダンス期間にプリントを配付して説明いたしますので、詳しくはそちらをご参考になさって下さいませ。