【授業紹介】伝統芸能実習が行われました!

8月2日から4日までの3日間で、夏季集中講義「伝統芸能実習」が行われました
相模人形芝居 下中座の方々からご指導をいただき、
3日間という短い期間で学生たちによるオリジナルのシナリオが作られ、講義の3日目に上演を行います。

1日目午前中は下中座の方々から人形についての基礎知識、持ち方や人形の動作を学びます。


2日目からは、前日に作成したシナリオの練習をします。さらに3日目に使用する舞台も作っていきます。
人形の動きやシナリオの内容、セリフの細かい部分までご指導をいただき、学生たちも真剣に取り組みます!!

3日目は、一度、リハーサルを行い、動き等の最終確認を行います。学生たちは黒子衣装を着て、いよいよ本番です!本年度は「伊織成長記」という演目が行われました。

ここで、実習を終えた学生達の感想を紹介したいと思います!!

●台本を書くにあたって、その人形が人形ではなく、感情をもった1人の人間にするまで、大変なことも分かりました。言葉(台詞)、動き1つで、こんなにも変わるものなのですね。つまり私たちがその人形に人間の心を注ぎ込むのだと思いました。難しいことですが、何だかとても素敵なことだと思いました。

●文楽など、人形を使う芝居はしっとりしているものだと勝手に思いこんでいたのですか、喧嘩のシーンや殺陣など激しいシーンは思いきり動かしていたので、驚きました。こんなに感情表現豊かに動かしていいんだ、と分かってからはさらに人形に命がこもったように感じて、動かすのがとても楽しかったです。

●物語の台本も自分達で作るということでしたが、登場人物の性格や、背景など様々なことを考えながら作らないといけなくて大変でした。3日間、とても大変でしたが、濃密であっという間の3日間でした。

●今まで、人形の芝居は時々見ることがあったが、これほどに人形が重く、3人の息を合わせて演じることが難しいと知らなかったため、今回の授業で、何かを一から作ること、人形芝居の難しさを知ることができました。

下中座の皆さん、暑い中ご指導ありがとうございました
また、参加された学生の皆さんもお疲れさまでした!!