歴史文化学科開設【伝統文化の現場】の授業で、12月13日、20日と2週に渡り重田誠一先生にお越しいただき、お正月飾りを作成しました。
お正月飾りの作成は今年で6年目になるとのことです。
重田先生がお作りになった藁をお持ちいただき、神奈川県平塚市の田村地域に伝わるお正月飾りの作り方をご講義いただきました。
13日の授業では、まず初めに、お正月飾りや伝統文化の「現場」の「田村地域」についてご講義いただきました。
講義後は、お正月飾りの土台の藁の部分を作りました。
藁を本体1束とその他の3つの束にわけ、まず3つの束をそれぞれ三つ編みにしていきます。本体の束は3本に分け、そのうち2本を右に撚りながら左巻きに綯っていきます。最後に残った1本を、先に綯った2本へ左巻きに撚りこんでいきます。
この作業は3人1組で協力しておこないます。
次に、本体の束を輪の形にして、輪の下の方に三つ編みにした他の3本を入れていきます。
最後に余分な藁を切りそろえ、土台となる藁が完成です。
20日の授業では、前回作成した土台の藁にお飾りを付ける作業を行いました。
紅白の御幣をはじめ、海老・ダイダイ・楪・裏白・扇や福袋などの縁起の良いものを沢山付けました
最後に、それぞれ完成したお正月飾りを持って記念撮影を行いました。
歴史文化学科教授室の入り口にも飾っておりますので、ぜひご覧ください。
重田先生ありがとうございました。
みなさま良いお年をお迎えください