歴史文化学科
合格おめでとうございます。この一年、様々な場面で新型コロナウイルスによる甚大な影響があったなか、実力を発揮されこのように結果を出されたこと、心よりお慶び申し上げます。このような大変な環境の中で大学受験を乗り越えられたことは、皆さんにとって大きな自信になったことと思います。
歴史文化学科は、「手で考え、足で見る」をモットーに実習系授業が充実しています。また少人数制のゼミにも力を入れています。皆さんには、「歴史」分野と「文化」分野を横断して学ぶ体系的なカリキュラムを通じて、高度な専門性と幅広い教養を身に付けてほしいと願っています。時代に即応した様々な資格を取得することが出来るだけでなく、学科の学びを実践するプロジェクト活動や、テンプル大学ジャパンキャンパスとの協働による授業、海外演習など多様な学びの機会を設けていますので、それらを上手く活用してほしいと思います。
当面は、新型コロナウイルスへの臨機応変な対応が求められると思いますが、昭和女子大学での皆さんの学生生活が安全且つ充実したものとなるよう、私達も出来る限りのサポートをしたいと考えています。
桜の咲く頃に、キャンパスで皆さんにお目に掛れることを教職員一同、楽しみしています。
歴史文化学科長 大谷津 早苗
春からご入学の皆様へ
歴史文化学科では、入学前に皆さんに以下の3つの学習習慣を身に付けておいてほしいと考えています。
1.歴史をみつめるための現代的視点を獲得するため、書籍・新聞などから情報の収集につとめる。
2.異なる文化や社会背景を理解し、自分とは異なる意見を持つ他者と協調しながら自分の意思を表現する力を身につける。
3.博物館や美術館などで、実物資料に接する体験を通じて、歴史や文化を学ぶ習慣をつける。
入学準備として、歴文の先生方お勧めの本のリストを示しますので、春休みの間に是非読んでみてください。
<お勧めの本リスト>
・高埜利彦編『近世史講義』(ちくま新書)
・松沢裕作『生きづらい明治社会―不安と競争の時代』(岩波ジュニア新書)
・岡本隆司『世界史とつなげて学ぶ 中国全史』(東洋経済新報社)
・池上俊一『森と山と川でたどるドイツ史』(岩波ジュニア新書)
・榊原悟『日本絵画のあそび』(岩波新書)
・小松和彦『妖怪文化入門』(角川ソフィア文庫)
・毛利和雄『高松塚古墳は守れるか―保存科学の挑戦』(NHKブックス)