皆さん、こんにちは。
先週より後期の授業が開始となりました。
今回は2年生の後期の必修科目である食品安全学実験A(2022年入学者より食品安全学実験)についてご紹介します。
2年生の後期では、『栄養学実習』、『生理・生化学実験』、『食品安全学実験A』が開講されます。
食品安全学実験Aは食品の安全性を評価するための理化学的実験を行います。
食品の安全性の評価として、食材の特性として添加物やアレルギーの分析、また、調理損耗や油脂の変敗など、調理による変化の評価方法を学びます。
身近な食品の安全性はどのように保障されているのか、実際に実験をして評価します。
また、実験レポート作成を通して実験結果の解釈の仕方やまとめ方を学びます。
食安全マネジメント学科では卒業研究が必須であるため、卒業研究の成果をまとめるための準備となります。
第1回の授業では、食品そのものの安全性の評価の前に、食器類の残留物試験と手洗い試験を行いました。
残留物試験では、食材を付着させた皿を洗い、その食品の残留を検査しました。
いつものように洗った食器を見ると、隙間に食材が残っており、また特に裏面には洗い残しがあることが確認できました。
洗い残しは食材のコンタミによるアレルゲンの混入や雑菌の繁殖による食中毒を引き起こす可能性がありますので、食品の安全性には重要です。
一方で、洗剤でよく洗って清潔にしたと思っている器具でも、洗剤が残留していることがあるため、洗剤の残留についても検査を行いました。
食品の残留検査の様子右のお皿の紫色の部分は食品の残留部を示します。
また、手洗い検査では、手洗いを①水だけで洗う、②石鹸をつけて洗う、③正しい手洗いの方法で洗う、の3つの方法で行い、評価をしました。
結果を見てみると、水だけではほとんど汚れは落ちず、石鹸を付けても爪や側面の汚れが落ちていない様子でした。
学生さんたちも自分たちの結果を見て、驚いていました。
UVライトに当て、白く光っているところが洗い残し。特に爪や指の間に集中しています。
安全な食品の加工、また加工された食品の安全性の評価と、様々な段階での食の安全性を本実験を通して身に着けます。
※授業内容は2022年度のものです。年度により変更となる可能性があります。
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