新年度スタート・入学式


 4月、大学の24年度が始まる。
 2日(月)は新任式、教育会議、大学部局長会、学長講話と続く。本当は、年度初めの教育会議に、私もたくさん話したいことがあるのだが、時間がないので短く話す。1つ目は学生に「7つの力」を身に着けさせようと言っているが、教員もコミュニケーション力、課題発見力、行動力をつける必要があるのではないかということ。2つ目はキャリアデザインポリシーから、学生たちの将来を見据え、何を教えるか再確認して欲しいということ。国際的に大学教育は何を教えたか、何を教えるかではなく、学生がどれだけの力をつけたかを問題にする方向に動き始めている。
 緑声舎入寮の新入生は70余名。理念としては、みなさん寮生活が全人教育に資するとおっしゃるのだが、希望者のみの選択制にした後は、入寮希望者が激減した。
 3日(火)は入学式。新入生も緊張しているが、わたしも心をこめて歓迎の言葉を述べる。
台風並みの低気圧が接近する中で午前の式は問題なく終了したが、午後は雨が降り出し、入学式後のガイダンスは早めに切り上げ、職員の集いは中止になり帰宅指示。6,7時頃は風雨がすさまじく、交通機関も大混乱だったが、9時頃には澄み切った空に月が輝いていた。桜は1,2分咲きだったので、嵐にも持ちこたえた。