【言コミ】2018年度後期 平岩健教授 外部講師講演会 [2018年10月13日(土)] [2018年09月12日(水)]

2018年度後期の外部講師講演会には、明治学院大学教授の平岩健先生が来てくださることになりました。平岩先生は、国内外トップクラスの生成文法研究者です。日本語や英語をはじめとした諸言語の構造を比較統語論の観点から精力的に分析されている、この分野を代表するキー・パーソンのお一人です。

本講演では、「名詞句内削除現象から見た人間言語の文法システムの普遍性と変異」という題目でお話しくださいます。

日時、場所、講演概要、平岩先生の主要著書は以下の通りです。この講演会は学外の方も自由に参加できます。(問合せ先:genkomi@swu.ac.jpまでお願いします。)

 

日時:2018年10月13日(土曜日)13:10~14:40

場所:昭和女子大学8号館2S36教室

概要: 生成文法理論に基づく言語の科学的研究ではヒトに備わる言語能力の解明を目的とし、個別言語のデータから言語能力に内在する普遍性とそれが許容する限られた変異を明らかにする研究です。今回は英語のJohn’s book→John’sという名詞句内削除現象と日本語と琉球語(那覇方言)の名詞句内削除現象との比較対照研究をケーススタディとして、一見して同じように見える言語現象でもその背後のメカニズムが一つとは限らないこと、また英語と琉球語(那覇方言)の名詞句内削除現象が共通メカニズムに基づいている一方で、日本語の名詞句内削除は同一形態素回避による別のメカニズムに基づいていることを明らかにします。生成文法理論の知識は極力必要としない形でことばの科学の研究の一例を紹介したいと思います。

主要著書

Hiraiwa, Ken (in press) Something Invisible in Japanese. Glossa.

Hiraiwa, Ken (2017) Internally-Headed Relative Clauses. In The Blackwell-Wiley Companion to Syntax, 2nd Edition. Wiley.

Hiraiwa, Ken, et al. (2017) A Comparative Syntax of Internally-Headed Relative Clauses in Gur. Glossa. 2910(27).

Hiraiwa, Ken (2017) The Faculty of Language Integrates the Two Core Systems of Number. Frontier in Psychology. 8:351.

Hiraiwa (2016) NP-Ellipsis: A Comparative Syntax of Japanese and Okinawan. Natural Language & Linguistic Theory. 34(4): 1345-1387.

Hiraiwa, Ken (2014) Constraining Doubling. In Identity Relation in Grammar. 225–254.

外部講師講演会